ナースの体調不良4 ページ43
潤サイド
さてどうしたものか。
裏口からゆみちゃんを支えながらゆっくりと廊下を歩いてるんだけど
処置室に運ぶにしても、診察室へ運ぶにしてもにのが気づかないわけない。
案の定診察室のスライドドアが開かれてこちらの向いて驚いた顔をしている。
和「どうしたの？」
「ゆみちゃんちょっと具合悪いみたいだから休めるベッドある？」
大事にしたら病室にいる岩田さんも心配するだろう。
音を立てずに廊下に出てきてそっと反対側を支えてくれた。
清「大丈夫です、先生。心配しないでください。」
辛そうな声で必死に大丈夫だと訴えている。
和「いつから具合悪かったの？言ってくれたら良かったのに。潤くんが気づいてくれたの？」
「診療所の裏でちょっと辛そうにしてたからベッドで横になったほうが良いと思って。」
和「とりあえずこっちのほうが近いから。」
処置室のスライドドアを開けてベッドの用意をしている。
「ちょっとベッド高さあるけど大丈夫？力抜いてて良いよ、手伝ってあげるから。」
二人がかりでよいしょっと足を持ち上げてベッドに載せてあげた。
和「で、どうした？めまい？熱がありそう？」
そっとおでこに手を触れながらもう片方の手で脈を診ている。
清「大丈夫です。ちょっと横になったら平気なんで。あいててて。」
大丈夫と言いながらもお腹を抱えて丸くなってしまった。
そんな姿にかわいいなと思ってしまう俺。素直になれば良いのにね。
和「熱はないけどちょっと横になっても大丈夫な感じじゃないよ？」
清「病気じゃないんで。痛み止め飲めば楽になります。」
それで察した様子のにの。
和「いつから生理なの？こんなひどいこと今までなかったよね？」
「薬局で薬買って飲んでたって。3か月前から酷くなり始めたみたいよ。」
和「もう話ししてたの？」
「一応俺も医者だからね、最初に問診するのはルーティンでしょ。」
和「まあそうだけど。痛み止め今日は何をいくつ飲んだ？」
清「バファリンを朝2錠飲みました。ううう。」
「とりあえずエコーで見て疾患除外して痛み止め打って、あっためて様子見たらどう？」
和「専門医のアドバイスなら確実だね。ならこのままエコーもお願いしても良い？」
「休暇中のドクター働かせる気？って冗談だよ。お安い御用。じゃあ仰向けになってお腹出してくれる？今まで婦人科にかかったことある？って聞いても、この島だとドクターはにのだけか。」
清「検査したことありません。」
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作者名：ルパン
| 作成日時：2019年8月28日 20時
