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「でも、何だかんだ言って仲は良いわよね?」
「まあ、後日ちゃんと謝罪はして頂きましたし、何せよ柱ですしね。向こうはそれ以来何かとちょっかいを出してくるんです。」
口を尖らせるAちゃん!とっても可愛いわ!!
「不死川さんもご存知なのかしら?」
「へっ!?い、言えるわけないじゃないですかそんな事!!」
Aちゃんってば顔真っ赤!照れてる姿は完全に恋する女の子ね!
「大丈夫よ!不死川さんはそんなことでAちゃんのことを嫌いになったりしないわ!」
「こ、恋柱様…何を言って…」
「だから自信を持って!私はAちゃんの恋を応援してるから!!」
ボボッとAちゃんの顔が茹で蛸のように赤くなる。あらあら照れちゃって、きゅんきゅんしちゃうわ。
「恋柱様まで何を仰るんですか!!」
「好きなんでしょう?不死川さんのこと。」
「す、好きですよそりゃ!師範ですもの!!だけど色恋沙汰などではなくてですね!強いて言うなら兄のような存在であるというだけです!!」
Aちゃんってば、自覚が無いのかしら?幾ら師範だからといって、毎日その人に尽くすことはとても難しい事ってことに。そこには必ず動力となる何かがあるはずなのよ。
Aちゃんのことを知ったのは不死川さんに弟子入りした後のことだけど、毎日師範の不死川さんのために先回りして尽くすAちゃんの姿はとても魅力的なの。不死川さんは不死川さんで、いつもAちゃんのことを見つめるあの優しい目は、ただの弟子を見る目の範囲を超えている。
もしかしたらお互い…
「とにかく、そう意味で私が師範を好きになることはありません。逆も然りです。師範が私のことを好きになることもあり得ません。」
あら、からかい過ぎちゃったかしら?
隊服をギュッと強く握るAちゃんの姿を見て、少し虐め過ぎてしまったかもしれないという気になる。
「ご、ごめんね?気を悪くさせちゃったかしら?」
Aちゃんはフルフルと首を振って否定する。
まずい、まずいわ。歳下の女の子を虐めてしまうなんて、何やってるのよ私ってば!!
「本当にごめんなさい!何でも言うことを聞くから許してちょうだい!!」
「なんでも…?」
反応してくれた!良かったこれで釣れ…
「じゃあ、恋柱様のお話を聞かせてください。」
「え?」
「恋柱様のご恋愛のお話です。蛇柱様とはどうなんですか?」
「キャーーー!!」
侮れない子だわ!
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瑠璃瑚(プロフ) - 釈迦様さん» お恥ずかしい変換ミスです…作中一通り見直して訂正はしたのですが、まだ直っていない箇所が有ればご指摘頂きたいです。 (2020年2月19日 20時) (レス) id: f99ae6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃瑚(プロフ) - しらとぅさん» なんとお優しい、、ありがとうございます!>< (2020年2月19日 20時) (レス) id: f99ae6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
釈迦様 - 師範が市販…°。:(°ε°)ブフッ! (2020年2月17日 0時) (レス) id: bccea59c19 (このIDを非表示/違反報告)
しらとぅ(プロフ) - 瑠璃瑚さん» いえいえ!誰でもミスはありますよ!これからも頑張ってください! (2020年2月8日 20時) (レス) id: 785ac6cfee (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃瑚(プロフ) - しらとぅさん» ご指摘ありがとうございます!お恥ずかしい変換ミスをしてしまいました、、>< (2020年2月8日 20時) (レス) id: f99ae6b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠璃瑚 | 作成日時:2020年1月11日 14時