青く輝く月を君に…【名前変換オリジナル】

46 ページ46

足から震えが止まらない…

もう終わりだ。



私が最後に足掻いてやろうとしたからだわ…






「…ご、ごめ…なさ」





ライト「リリカ、大丈夫！お母様には僕が内緒にしてあげるから！」






「…え、」





ほんとに…？









ライト「ふっ…ww必死すぎ」




「…！？」





ライト「お母様に言うわけないじゃん、リリカは僕のものなんだからさ〜」





お兄様が私に近づいた。

手を握られ、抱き寄せられた。





「…」




ライト「…あー、上手くいかないなー」





そう言ってぼそっとつぶやくお兄様に
私は思考回路が止まる。








「…私、どう…したら」





ライト「…リリカ、君は何もしなくていいんだよ」


「…どうして」





お兄様の言ってる事が、考えている事が
イマイチ分からないわ


私たちの周りにはバラの花か咲いている。


頭がおかしくなりそうな程の…紅








ライト「…リリカはこれからもいつも通り僕と過ごせばいいんだ。それでいい！だから皐月アオイの所へなんて行くなよ？…２回目は無いから」









笑っちゃうわ


こんなに無様なんだ。何も無い私って



アオイの事か好きってだけで、まるで無敵になったみたいだった。魔法がかかったみたいだった。



でもそれは私の勝手な想像に過ぎないのね









…もう、無理なの









「…はい」

47→←45

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す