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アオイ「お嬢さん、ここは初めて?」
アオイと名乗った男の子は私と同じくらいの歳で、顔も仮面でよく見えないが、とても綺麗な風格だった。
「えぇ、ここではみんなお面を被って踊るの?」
アオイ「ここは仮面舞踏会だから、君もここに来るなら仮面を被らないと」
私はアオイから仮面を受け取って、それを被った。
「目のところは空いてるからこれで踊れるわね」
アオイ「でも…ちょっと残念かな」
「…どうして?」
アオイ「君、あまりにも可愛いから仮面で顔を隠すなんてもったいない」
か、可愛い…って!!!
「…照れるわ」
お城の外の男の子って…こんなに素敵な事を言うのね!
外見を褒められるのは慣れているけれど、彼が言うとなんだかドキドキしてしまう
アオイ「君の名前は何?」
「私は、つ…」
月城家の人間だって事は、きっと隠した方がいい…?
「…リリカよ」
アオイ「素敵な名前だね、君にピッタリだよ」
アオイは私の手を取り、そのまま手の甲にキスをした。
私…男の人にこんな事されたの初めてだったわ
アオイ「さぁ、リリカ…踊ろうか!僕と一緒に」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈トクン…
「えぇ、もちろんよ!」
このまま私たちは踊った。
生まれて初めてだったの、こんな夢のような時間があるなんて…
ただこの瞬間、私は楽しくて仕方がなかった
アオイ「素敵だよリリカ、もっと…もっと僕と踊ろう!」
「えぇ!アオイ…世界の何よりも素敵よ」
このまま…時が止まって欲しかった
私達は運命の人と巡り会った。
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あおい - めちゃくちゃキュンキュンします!面白い!! (2021年1月2日 22時) (レス) id: 2561b1222b (このIDを非表示/違反報告)
ルウト(プロフ) - お兄ちゃん……お兄ちゃんどうした!?(;゚д゚) (2020年12月11日 20時) (レス) id: d4c421289f (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - (´〜`)もう40話の続き気になる (2020年12月11日 0時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン - 悪夢ってなんですのー??気ぃにぃなーるーー (2020年12月9日 16時) (レス) id: 0e27099bf0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - 毎回気になる所で終わりますネェ(´∀`) (2020年12月9日 15時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セピ | 作成日時:2020年11月22日 0時