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ユキは何かを確認するように、胸に手をあてた。
ﾘｳﾞｧｲ「……。
全員ここから離れろ!!ここで確実にベルトルトをエルヴィンに食わせる!!」
リヴァイはそう決心を固めた。
エルヴィンを生かす、と。
ハンジにミカサが連れられ、ジャンとコニーが別れと悔しさを噛み締める中
エレンはアルミンに必死で届かない手を伸ばした。
そして
ﾘｳﾞｧｲ「……ユキ、お前も早く行け」
貴「……」
その場には、意識の無い2人とリヴァイとユキが残された。
ﾘｳﾞｧｲ「…ユキ」
貴「……」
ユキは言葉を発そうと息を吸う。
だが、何も言わずにその場から立ち去った。
───あなたたちは、どうして私と一緒に居てくれるの？
───え？
───私…あなたたちに酷いこと沢山言ったわ。
───それなのに、どうして？
ユキは昨日の会話を思い出していた。
あの時、3人は…
ｴﾚﾝ『────お前だからだよ』
貴『え？』
ｱﾙﾐﾝ『ユキだから、一緒に居たいんだ』
貴『…よく分からない』
ﾐｶｻ『あなたの代わりはどこにも居ないから、側で守りたいの』
それだけでも十分だったのに
貴『……私は…ただの、生意気なガキよ』
もっともっと確信が欲しかったのかもしれない。
結局、全部ワガママ。
ｱﾙﾐﾝ『それだけじゃないよ』
でも
ｱﾙﾐﾝ『小さい頃から泣き虫で、寂しがりや。おまけに根に持つ』
ｴﾚﾝ『絶対意見とか曲げねぇし、絵スゲェ下手だし……時々鈍いし』
ﾐｶｻ『寝なさいと言ってもなかなか寝なかった』
貴『悪口をどうもありがとう』
ｱﾙﾐﾝ『でも、君は誰よりも優しい子だ』
少し驚いて兄さんの方を見ると、そっと微笑み返してくれた。
ｴﾚﾝ『正直で賢くて、色んな人に信頼されてる』
ﾐｶｻ『ユキは人の痛みが分かる人』
3人に目線を移すと、そのまま吸い込まれるように兄さんに抱きしめられる。
兄さんの匂いがした。
───ユキがユキだから、僕らは君と一緒に居たいんだよ
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水無月碧音(プロフ) - ピペットさん» ありがとうございます！続編へ移行しますが、これからもよろしくお願いします！ (2020年4月10日 15時) (
レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
ピペット - 始めから読んでいますが感動の連続でした。この後の展開も楽しみです。これからも頑張ってください！ (2020年4月10日 15時) (レス) id: 0435408fb3 (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - ユキさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです(*^^*)完結までどうぞよろしくお願いします (2020年3月18日 10時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - この小説は数多くある小説の中でもダントツに好きな小説です！！こんなに長く続けて頂きほんとにありがとうございます！！また5期？の進撃の巨人もよろしくお願いします！ (2020年3月18日 9時) (レス) id: 40bc579dd3 (このIDを非表示/違反報告)
水無月碧音(プロフ) - 羅天心@らてんしんさん» やっと載せられて良かったです笑ありがとうございます笑笑 (2020年3月17日 17時) (レス) id: 9308ec7c9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月碧音 | 作成日時：2019年7月16日 21時
