目標12話 ページ12
幻騎士と修行して、もう１週間はたった。
彼女は今、どうなっているかというと────
貴「...っふぅ」
幻「....っはぁ、っ参った。」
彼女は既に、幻騎士をも越える戦闘力を手に入れ、何時でもファミリーには入れる準備は出来ていた。
幻騎士と修行して１週間。
彼女は冷静さを覚え、あのおどおどしていた可愛い彼女は居なくなってしまった。
...が。
アリ「お疲れ様、二人とも。
A、飛行機の準備が整っていて、何時でも出れる状態よ。」
貴「あ、アリア!!ありがとう！」
ニコッと変わらぬ笑顔を向けるAに、その場にいた皆が笑顔になる。
彼女は大空。
アリ(初めて貴方の瞳を見た時、私は照れてしまいそうになった。
こんなにも、優しく、まるで出会えた事が心から嬉しいと、目で言われているようで...。
貴方は、とても綺麗だわ)
すべてに染まりつつすべてを飲みこみ包容する大空。
アリ「A、１つ言わないといけないことがあるの。」
貴「...ん？」
アリアは、彼女の右手を触り、黒いリングに大空のおしゃぶりをくっつける。
薄らと光った大空のおしゃぶりと黒いリングは、すぐに収まるように光は消えていった。
アリ「この黒いリングは、大空属性を持つ今の貴方とはとても相性が悪いの。
だから、成る可く大空は使わない方がいいわ。」
大空属性を持つ今の彼女は、黒い炎に飲み込まれても、包み込む事はできない。
ましてや、飲み込まれたら最後、彼女の人格は変わってしまい、悪となる最悪な未来。
アリ(...悔しいわ。
予知しても、彼女を守る力なんて私のには無い。まだこんなに幼いのに...)
そっと彼女の頬に触れる。
悲しそうに自分を見つめるアリアに、彼女は少し笑いながら、その手に自分の手を重ねた。
貴「...大丈夫だよ、アリア。」
アリ「...ッ」
貴「このリングが、例え私にとって悪でも、未来で待っている仲間と共に乗り越えて見せる。
それに、心も身体も幻騎士にメッタメタに鍛え上げられたからそう簡単には染まらないよ！！」
ニコッと笑ったAに、安心したような顔をして手を離す。
γ「空港まで送るか？お嬢」
貴「いんや、大丈夫だよ。」
幻「中学生が1人で大丈夫か？」
貴「へーきだってば、心配性だなぁ」
いつの間か込まれているA。
アリ(...どうか、彼女を守ってあげてね。
───ボンゴレ10代目、沢田綱吉。)
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ピッチ(プロフ) - すっごく面白くて続きが気になります！無理しない程度でいいので、更新頑張ってください♪ (2018年3月27日 19時) (
レス) id: b68e41c2cb (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - とっても面白いです！！！！続き楽しみにしてます！ (2018年3月25日 8時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アツナ | 作成日時：2018年2月15日 5時
