大丈夫、俺らなら。2 (ページ8)

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深澤side

今日は舘さんと久しぶり...正確には今の舘さんとまともに話すのは初めてになる。

そして、目の前にいるめめも。
ほかのメンバーは既に面識があるからいいんだけど、結構緊張してる。

目黒『ふっかさん。』

深澤『ん〜？』

目黒『緊張してる？』

深澤『んぇ？！』

目黒『ふふ、してるね。一緒だ。』

ふは、なんて笑っためめ。
そうだよな、緊張するよな。
でも一緒だから。大丈夫、上手くいくよ。

目黒『いこっか。ふっかさん車椅子頼んでいい？』

深澤『もちろん。』

目黒『ありがとう。』

めめはこの1週間でまた驚異的な回復力をみせてる。
でもまだ、手摺で歩くのがやっとだから今日は念の為車椅子でって話になった。

皆はもう舘さんの部屋にいる。
俺とめめは、めめの準備が終わり次第になってから。

目黒『....』

深澤『めめ？』

目黒『...大丈夫っす。』

深澤『本当は？』

目黒『...ちょっと、怖い。』

深澤『っはは(笑)、よく言えました！
そんなめめにはこれをあげます！！』

目黒『...わ、綿菓子？』

深澤『来る前にね、見つけたんだ〜！めめ駄菓子好きっしょ？お守り代わり！』

目黒『...ありがとう。うん、もう平気。』

深澤『よっしゃ、じゃあいきますか！』

めめの気合いが入った所でいざ出陣。
お互い緊張してるからさ、ある意味安心だよね。

″コンコン″

佐久間『あ、きた〜！！』

佐久間が病室とは思えないデカい声で叫び、また安心する。

俺が扉を開けてから、車椅子のめめを先に入れて中に入る。

目の前には、何も変わらない舘さん。穏やかでいつものロイヤルな雰囲気のままな舘さんの姿。

目黒『...初めまして。』

宮舘『は、初めまして...？』

目黒『あ、お久しぶりですのほうがいいっすか？俺だけ会ってないからどっちがいいか分からなかったんすけど...』

宮舘『あぁ、えっと、じゃあ、初めまして？
俺は宮舘涼太です。よろしくお願いします。』

目黒『俺は目黒蓮です。よろしくお願いします。
こっちはふっかさんです。』

深澤『いやめめ？！
ふっかさんだけじゃわからないでしょ？！』

渡辺『ふは、雑すぎだろ！(笑)』

宮舘『ふふっ笑、ふっかさん？でいいんですかね？
俺は宮舘涼太です。よろしくお願いします。』

深澤『深澤辰哉です。ふっかでいいよ。よろしく。』

このやり取りだって、違和感でしかない。
だってこの和やかな雰囲気は、いままでのSnowManとなにも変わらないんだもの。