ブラック・ベルベット ページ21
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あれから数日たった。
あの日以来、阿部はやる気に満ち溢れていて凄く安心した。最近では出演した番組で最後に閃きだして1位を取った。
最近また店に出入りしているメンバーがいると叔父さんから連絡があった。
今日は休みだからとりあえず向かってみる事に。
そこに居たのはなんと。
涼太『目黒...？』
叔父『割と最近来てるよ、彼。しかも1人で。
あ、１回康二くんと会ったかな？でも別々に来てた。』
涼太『そうなんだ。』
確かにこの前ここを知ったのかもしれないけど、にしても目黒がそんなに通い続ける理由って？
目黒の考えが読めず、気にせず普通に仕事をし始めた。
しばらくすると、急に呼び止められた。
蓮『あの。』
涼太『はい。どうかいたしましたか？』
蓮『この前、電話下さった方ですよね。
阿部ちゃんの..。』
涼太『あぁ、はい。そうです。その節はありがとうございました。阿部様、体調は大丈夫でしたか？』
蓮『はい。あのあとから凄く阿部ちゃん調子が良くて。感謝してましたよ。』
涼太『それはよかったです。』
その後、何か考え込んだ顔をした目黒。
正直、目黒とはご飯も行くし普通に話してはいたが
あまり何を考えているか読めない。
お互い先輩後輩の距離感は崩さないのが暗黙のルールのようになっていた。
ふと考え込んでいると、また呼ばれた。
蓮『...の、あの...！』
涼太『あ、はい。なんでしょうか？』
蓮『貴方はどんな事を阿部ちゃんに話したんですか？』
涼太『え？』
蓮『あの阿部ちゃんが、初対面の人間に相談なんて...』
涼太『申し訳ありません。それは個人情報なのでお伝えできかねます。それに、お互い話した事は忘れるという約束でしたので。』
蓮『そう、ですか...。』
涼太『...なにか呑まれますか？』
蓮『あ、じゃあ同じのください。』
涼太『かしこまりました。』
それだけの為にきたのか？確かに正直俺も阿部があんな風に話してくれるとは思わなかったからびっくりはした。
でも阿部は多分俺じゃなくて、バーテンダーの宮島だから話したんだ。
にしても、なんか今日の目黒はいつもと違う。
疲れてるのか？仕事はたしか、専属の雑誌の撮影だったっけ。
少し心配になりながら、お酒を作り持っていった。
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雪だるま - すごくいいお話でした！ありがとうございました！ (2023年4月6日 23時) (
レス) id: 3a7aa48f5c (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - (名前)ミオさん» こちらこそコメントありがとうございます！！ (2021年4月5日 18時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミオ(プロフ) - とっても素敵なお話をごちそうさまでした (*^▽^*) (2021年4月5日 18時) (レス) id: dfbbef0672 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ピクミンさん» ありがとうございます！ 嬉しすぎるお言葉頂けて胸がいっぱいです！これからも頑張ります！ (2021年3月29日 10時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - みなみさん» コメントありがとうございます！まだ決めていなかったので候補にさせて頂きますね！ (2021年3月29日 10時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2021年2月28日 0時
