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涼太side
涼太「あ、お疲れ様です...。お邪魔します。」
和也『宮舘、こっちこい。』
涼太「あ、はい。」
亀梨くんにそう言われ、亀梨くん側とは反対側のソファに座る。やはりなんだか怒っている。
まずい、何か粗相をしてしまっただろうか。それとも、まさか遅刻してしまったか？焦って時間を見間違えていた？
必死に頭を回転させるが、先程からくる痛みが邪魔をしてあまり働かない。
そんな事を考えている間に亀梨くんはため息をついて、急に俺のおでこに手を当てた。
涼太「っわ」
和也『ったく目黒のいった通りだな...。熱あるぞ。』
涼太「へ？」
和也『とりあえずほら、体温計。あとは...いま寒いか？部屋の暖房は入れてあるから大丈夫として...あとは熱冷ましのシートか。』
涼太「いや、あの亀梨くん、俺、元気なんてだいじ...」
和也「先輩なめんなよ、隠すな。ほら、測れ。」
いや、なんでバレた？顔にはあまり出ないはずなのに。というかいま目黒っていった？
しぶしぶ体温を測ると38.5℃と余り見たくない数字。流石にこれを見てしまうと、この場にいる方が移してしまう気がする。
一瞬キッチンへ向かった亀梨くんをみて、ささっと帰る荷物を纏める。迷惑はかけられない。
和也『おい、何度だ...ってお前何してんだ。』
涼太「いや、あの、微熱程度だったんですが移してしまうと悪いので今日は帰ります。すみませんでしたせっかく誘って頂いたのに。ってあ、」
すぐさま体温計を見られ、履歴でバレる。そして亀梨くんはまたため息をついた。
和也『...とりあえず座れ。』
涼太「...はい。」
和也『..具合悪い奴に言いたくはないがお前は自分の体に無自覚すぎる。我慢すればいいと言う問題じゃない。今まで具合悪くならなかったから大丈夫。ではすまされない。どれだけ気を使っていても悪くなる時は悪くなるんだ。
自分の体の不調を感じ取ることも大事な仕事だ。いつの間にか大事になって大きく迷惑がかかった時に後悔するのはお前だぞ。』
ズバっと今日の自分を見透かされ、何も言い返せない。確かに今まさに亀梨くんに迷惑をかけている。
和也『今日も無理せず見学くらいにして置くべきだった。せめてグループのメンバーくらいには話してやれよ。お前も頼っていいんだから。渡辺、お前の事心配してめちゃくちゃ不機嫌だったらしいじゃん。』
え？翔太、それで機嫌悪かったの？
というか亀梨くんなんてその事まで？
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玲奈 - りんさん» 辛い思いをする人が減ると信じましょう、新たな作品も楽しみにしています、お身体に気をつけてお過ごしください (2021年4月16日 21時) (
レス) id: 91c9c99e4b (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 玲奈さん» コメントありがとうございます！ そういって頂けて嬉しいです！辛い思いをする人が1人でも無くなるといいですよね..。 (2021年4月3日 9時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 最初から最後まで読ませて頂きました、ひとりじゃないって最強だというタイトルのお話凄く良かったです、作者様が書かれているようにコロナ感染への偏見、SNSの不適切な投稿が少しでもなくなることを私も祈っています、書いてくださり本当にありがとうございました (2021年3月31日 10時) (レス) id: 91c9c99e4b (このIDを非表示/違反報告)
暖 - めめあべが体調悪いのを隠してて、めめあべ以外のメンバーが説得するが、聞かず、無理して倒れて ゆり組に看病されるお話をお願いします。 (2021年3月2日 12時) (レス) id: 89e8900637 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 暖さん» コメントありがとうございます！番外編作成の際にはぜひ使わせて頂きます！ (2021年3月2日 8時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん
| 作成日時：2021年1月24日 22時
