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鬼が三十一匹 ページ32

「なんで…あの時あんなこと言ったんですか」



牢の中震える声で松陽がそういう



「……離れたく、なかったんだもん」



「でも…「それに!!」」



「まだ伝えたいことあったんだ」



松陽の目を見据え微笑むと松陽は驚いたような表情になる



「……今まで

私、いっつも助けられてきた

いっつも笑顔にさせてくれた

いっつも好きって言う気持ちを忘れさせないでくれた」



「!!」



驚いている松陽の手を握り



「改めて私から言わせて欲しいの
私は貴方が好きです」



そういうと松陽は私を抱きしめる



どんどん私の服が湿っていく



泣いてるのか…



「私も…大好きですよ…A」



「結局結婚式らしきものもできてないし...」



「これから色んな事したいから、ちゃんと生きて、皆の元に戻ろう」

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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2019年2月22日 21時

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