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鬼がニ十六匹 ページ27

「なっ!なんだこのガキども!!」



役人もあわてて刀を抜こうとする



三人が危ない!



そう思い、陰から出ようとすると私より先に松陽が役人達の背後に回っていた



「抜かないでください」



「!!」



三人は突然の松陽の登場に驚き、その場で止まった



「そのまま(それ)をおさめていただきたい
両者とも」



「どうか私に抜かせないでください」



そういい、役人達の間を通る松陽に役人達は刃を向けた



「吉田松陽貴さっ……!!」



「私のことを好き勝手吹聴するのは構いません
私が目障りならどこへなりとも出ていきましょう
…ですが」



パキィィン



「!!」


松陽は突然割れた自分達の刀に驚く役人達を睨みつけ



(それ)を私の教え子達に向けるのならば私は本当に国家くらい転覆しても構いませんよ」



と告げた

鬼が二十七匹→←鬼が二十五話



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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2019年2月22日 21時

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