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鬼が十三匹 ページ14

朧目線



「これからどうするんですか?」



そう聞くと先生は目を瞑りこういった



「松下村塾を開きます」



「松下村塾?なんですか
それ」



「学舎の名前です」



「どういう意味ですか?」



そう聞くと先生は真上にあった松の木を指差しながら言った



「松の下で生まれた
たった今」



「今は私とAと朧
三人だけですがいずれこの松の下にたくさんの仲間が
沢山の弟弟子が集まってくれると良いですね」



「弟弟子?」



あまり聞き慣れないその単語に思わず聞き返してしまう



「ええ
奈落では一番の弱輩でしたがこれからは君が一番の兄弟子です」



「私も君も
しっかりしなきゃね」



とても楽しそうにそういう先生



「は…はい
弟弟子か…」



「楽しみですね」

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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2019年2月22日 21時

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