island of love 【JK】 (ページ6)

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写真を撮ったり、買い物をしたりしながら、街の中心にたどり着く。

『この前、1人で来た時、気になったけど入れなかった場所があるんだけど、行ってもいい？』
「いいよ、行こ」

グクに着いていくと、そこは市場のようなマーケットだった。

『入ってみたかったけど、ひとりだとちょっと勇気なくてw』
「わかる。一緒なら行けるね！」

狭い通路を入って行くと、中には小さなお店がぎっしり並んでいる。人も多く、グクとハグれないように必死だ。

『A、ちゃんと着いて来てる？』
「いるよ」

私はグクのズボンのポケットに指を引っ掛けて、離れないように歩く。その手をグクがぎゅっと握ってくれた。

真ん中に辿り着くと、フードコートになっていて、急に広い空間になった。

「はぁ。迷子になるかと思った」
『うん、手握ったけど、Aじゃなかったらどうしようかと思ったw』
「ふふ…知らない人だったら怖いね」

なんとなく手は繋いだまま、何を食べようか決める。

『僕持って行くから、先に座ってて。』
「うん。ありがとう。」

私は空いてる席に座ってグクを待つ。

肩に触れられて、顔を上げると、そこには欧米系の男性が2人立っていた。

［ひとりなの？僕たち、これから飲みに行くんだけど、一緒にどう？］

ナンパ…

「ごめん、友達と一緒なの。行かない。」
［友達と一緒でもいいよ、それか明日でもいいし］
「行かない、ご飯食べるの」

肩を馴れ馴れしく触る手を避けながら断ってると

『何してんの？何か用？』

怖い顔したグクが立っていた。
［なんだ、男と一緒ならそう言ってよ。ごめんね。］

彼らはあっさり去っていった。