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俺の 。3 ページ4

いや怖い 。怖すぎる 。どうして此処に 、彼が 。
不死川さん柱の中で一番苦手なんだけど 。だって目だけで人殺せます...って顔してるじゃない?



「あの...どうして不死川さんが此処に」

「俺の寝床だからに決まってんだろォ」



さも当たり前だと言いたげな調子で不死川さんは言う 。


あぁそういえば...
昨夜は不死川さんとの合同任務で藤の家に泊めて貰ってたんだっけ 。

辺りを見回すとなるほど 、不死川さんの刀やら意外にも綺麗に畳まれた隊服や羽織やらが目に入る 。此処が不死川さんの部屋だというのは本当なのだろう 。



「というか何してるんです 、こんなに寝巻き乱して」



そうなのだ 。しっかりと締めていたはずの帯は緩み 、寝巻きの襟元がだらしなく開いている 。普段眠っていてこんな風にはだけた事はないから故意に弄られたと考えるのが妥当だろう 。

若い男女が一つの布団に二人 。服を身に纏っているとはいえどう考えてもまずい状況である事は分かっている 。
しかし 、このまずい状況において意外にも頭は冷静だった 。



「ナニ...って決まってんだろォ」

「え?」

「男と女が布団の中でやるこたァひとつ...」



ゆっくりと上体を起こし 、横たわる私に覆い被さると形の良い唇が妖しく弧を描く 。真っ直ぐに絡み合う視線 。藤色の瞳は静かに 、それでいて燃え盛る様な激しい情欲の炎を湛えていた 。



「抱かせろォ」



低く掠れた耳心地の良い 、艶やかな声 。
たった四文字 、じりじりと身を焦がす甘い音で紡がれた過激な言葉に 、硬直した 。

俺の 。4→←俺の 。2



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 風柱   
作品ジャンル:アニメ
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なお - え・・すご・・・・かっこよ (2022年8月28日 8時) (レス) @page50 id: ee464fdcd2 (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - えっ・・・実弥さん・・・かっこ・・・よ・・・す・・・ぎ・・・る・・・(パタッ) (2021年12月1日 17時) (レス) @page4 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
マツリ(プロフ) - あにゃもさん» コメントありがとうございます、最後まで読んで下さって嬉しいです…!(;;)今のところ次回作は未定ですがまた実弥さんのお話を書く機会がありましたらその時は是非よろしくお願い致します! (2021年6月18日 6時) (レス) id: 153e8c8a98 (このIDを非表示/違反報告)
あにゃも(プロフ) - 完結おめでとうございます!お疲れ様でした!読んでいてたくさんキュンキュンして、2人が幸せになれて本当によかったです!実弥の男らしさがよかったです!また次回の作品も楽しみにしています! (2021年6月17日 18時) (レス) id: ada6e08598 (このIDを非表示/違反報告)
マツリ(プロフ) - 勝天Runaさん» コメントありがとうございます!かっこいいと言って頂けて幸せです...!完結まで本当にあと少しなので頑張ります...! (2021年4月19日 6時) (レス) id: 153e8c8a98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マツリ | 作成日時:2019年11月30日 14時

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