暗殺教室卒業後、公安警察官になった山田です。【男主】番外編受付所

ロベリア様リクエスト 短編 ページ19

死神が消えてから数年経った頃、殺し屋業界ではある噂で持ちきりだった。

その噂は、新たな死神が誕生した。だそうだ。

その死神の容姿は確認されておらず、わかることと言えば黒いコートを着、そのフードを被り、狐の面を付けているという事だけだった。

政府も少しずつではあるが調査を進めており、政府が掴んだ情報は最近出てきたばかりの殺し屋であり、金を払えば誰でも殺すアサシン。

3ヶ月の間に、18万人を殺した殺し屋だった。

政府はこの存在を生かしておくべきでは無いと判断し、世界各国で指名手配をしている。



「もしもし。ロブロさんですか」


「死神さんよ、どんだけ指名手配されてんだ」


「あはは…いつの間にか…」


「お前を弟子にしたのは間違いだったか」


「まあそう言わずに。僕は後悔していませんし」



とある学校の屋上で、風に吹かれながら男、殺し屋ロブロと電話している者がいた。



「お前も災難だな。国だけじゃなく世界から指名手配されるなんざ」


「よく僕を見つけたものだと思いますよ」


「他の殺し屋共もだからな」


「僕も人気者ですね」



少し笑みを含みながらそう言えば、ロブロは呑気だなと言った。



「渚ァ、どこいんだこら」


「…あぁすみません。僕の生徒達がお怒りのようだ。失礼しますね」



通話を切り、スマホの電源を落とす。



「元気かなぁ。A…」



彼は死神と呼ばれる殺し屋。

名前は、潮田渚。

元椚ヶ丘中学校３年Ｅ組

この世界を自分諸共爆発すると言った謎のタコ型超生物を暗殺した組の生徒。

そんな生徒は世界各国から指名手配をされる殺し屋だ。





つづく

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