暗殺教室卒業後、公安警察官になった山田です。【男主】番外編受付所

脅し3 ページ18

「お前、それでも警察か」


「え…」


「警察なら、わかるよな。刑法第222法、生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者はどうなる」



女は怯えた表情で口を開いた。



「にっ…二年以下の懲役…又は三十万以下の罰金…です…」


「ほぉ…よく知っているな。お前は俺に何をした」


「……」


「黙りか？お前は自分勝手な欲望のために、他人を巻き込んだ」


「…違う」


「あまつさえ警視総監殿の名前を使い、僕を脅迫した」


「違うっ、私は警視総監の親戚でっ…」


「これ以上自分に罪を着せるな！！」



女の胸ぐらを掴み、顔を近づける。



「そんなの嘘ってわかってんだよ。お前はなんのために警察をやっている。人を脅すためか？嘘をつくためか？自分の番探しか？違うだろう！この国を守るために警察になったんだろ！？」


「あ…」


「警察官のくせに、なぜ己に罪をかせるか。なぜ他人を巻き込むか。警察官の前に、大人なのにどうなんだ？なぜ子ども地味たことをしている」


「私…は、降谷さんが好きで…」


「僕の何を好きになった。僕は今日初めて君と話した」


「…一目惚れ、です。降谷さんがかっこよかったから…」


「顔で好きになられても嬉しくないし、僕は君を何も知らない。好きじゃない。こんな方法で僕とキスできて嬉しいか？」



顔を背ける女に告げた。



「脅迫及び信用毀損の罪で、お前を逮捕する」



女の手首に手錠をはめた。



⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰
逮捕するって言って手錠をはめたものの逮捕状出てないから逮捕できず、自首させる流れです。
そのままこの事は警視総監殿へ行き、婦警さんは解雇処分になります。
色々グダグダですが、以上上司と珈琲の裏側でした。

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