弟たちが知らないヌナ3 ページ35
「んははっ!僕より幼いAヌナ可愛い…っ!」
「ふふっ、この慣れてない感じの歌い方イイね!」
仲良く肩を寄せ合って見ているのはマンネ2人
目尻のしわと四角くなってる口元からそれはもう楽しいんだろうなというのが伝わってくる、けど!
『ほんとやめて!それ一番最初の発表会のやつじゃん!』
入って半年とかのやつ!最悪だ!
まとめてくれたであろうファンには申し訳ないがこんなものを世に出さないでいてほしかった!
「次のは大人っぽい感じだね、今のAっぽい」
「さっきと歌い方が全然違うし表現力がめちゃくちゃ上がってますね」
「顔付きもだいぶ変わってヌナ感でてきてますよ」
こちらは真剣にわたしの変化について語っている
アゴに手をあててフムフムしてるジンと冷静に分析しているユンギ、わたしと画面を見比べながら呟くナムジュン…
いや往年のファンみたいなこと言わないでよ
「うわぁ、このダンスのやつすごいね」
「他の子たちもすごいですけどAヌナが一番ですね!」
やめて…うちのダンス担当たちに褒められるのは嬉しいけど、どうせなら今のわたしの頑張りを褒めて………
『もう、わたし帰りたい……』
なんでこんなことに……
諦めてソファに倒れ込むとスマホが震える
見てみるとさっき返信したばかりの旧友からの着信
弟たちはまだしばらく動きそうにないのでちょっと離れてからでる
久しぶりの日本語、上手くしゃべれるかな…
『もしもし?
うん!元気!そっちは?』
久しぶりに聞く声は相変わらずで、近況報告と推しちゃんの卒コンは来れるのかという内容だった
年末は難しいと伝えると、そっかぁ…と寂しそうな声
夏にそっち行くからまた会おうと約束を取り付けて通話を切ろうとするとむーちゃん大好き!頑張って!と可愛いことを言ってくれる
久しぶりに呼ばれるあだ名にもくすぐったい気持ちになる
『わたしも大好き!お互い頑張ろうね!』
じゃあね!と通話を終えるといつの間にか隣に来ていたジョングクと目が合う
びっくりした
「ヌナ、誰と電話してたんですか?
"ダイスキ"って聞こえましたよ」
わぁ、ちゃんと日本語覚えてて偉いね!
「"ダイスキ"って好きってことですよね?!誰ですか?!」
『と、友達!さっき言ってた友達!』
ぐらぐらと肩を揺さぶられ、反動でジョングクに寄りかかってしまう
そのままギュッと捕まってしまい、分厚くなってきた胸板に顔がぶつかる
普通に痛い
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a t(プロフ) - 名無し18750号さん» ありがとうございます!リクエスト内容にもよりますが受け付けてます😌 (2023年3月14日 20時) (レス) id: 5c78a66898 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18750号(プロフ) - リクエスト大丈夫ですか (2023年3月14日 18時) (レス) id: 6794d7e2b8 (このIDを非表示/違反報告)
a t(プロフ) - 花さん» ありがとございます!更新遅いですがよろしくお願いします🙇♀️ (2022年11月20日 12時) (レス) id: 5c78a66898 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - かわいくて大好きです…!更新楽しみにしてます🥹 (2022年11月17日 23時) (レス) @page39 id: 42bf51fb6a (このIDを非表示/違反報告)
a t(プロフ) - Aさん» ありがとうございます!嬉しいです!気まぐれ更新ですがお付き合いください🥺 (2022年5月20日 23時) (レス) id: 6e23c512ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:a t | 作成日時:2022年4月29日 9時