過保護なコアラ ページ31
ーーーside RMーーー
毎回相手にされていないのによく話しかけてこれるもんだ、と半分感心しながら男に牽制の視線を送る
Aヌナに関わりたい気持ちは解らなくもないが、こうも冷たい対応ばかりされていて何も思わないんだろうか
「MV見させてもらいましたよ
妖艶な姿に惚れ惚れしてしまいました」
『…ありがとうございます』
「あとシュガくんのソロのMVもよかったです」
ん？
いつもはヌナにしか興味ないという気持ちを隠しもしないくせに今日はどうしたんだ？
『うちのシュガを褒めていただきありがとうございます』
少し動揺している俺達とは違い、いつも通り淡々と対応するヌナ
早くどっかいけというオーラを物ともしない男はさらに続ける
「あの言い回しなど痺れましたねぇ……
…そう言えばセレネさんは香港へ連れてってもらったことはあるんですか？」
ニヤニヤと下品な視線を隠そうともしないで飄々と言ってのける
コイツ……これを言うために来たのか
俺達はこの男が何を言っているのか解る
書いた当人のシュガヒョンなんか射殺せそうなくらいの目付きで睨み付けてるし、ジョングギは掴みかかりそうなところを目の笑ってないジニヒョンに抑え込まれている
クオズは揃ってヌナの腰に手を回して、ホビは光が宿ってない目で見据えている
もちろん俺も余所行きの笑顔で男を見やる
『香港ですか？授賞式で行ったことありますが』
そんな俺達を知ってか知らずか、それがなにか？と冷静に答えるAヌナ
気持ち悪い笑顔のまま男はああ！そうでしたね！と大袈裟に頷いてみせる
怪訝な顔をしたヌナは真意はわかってなさそうだ
…よかった
『そろそろ本番なので戻られてはいかがでしょうか？』
「おっと、そのようですね
…ではまた」
無言のまま会釈するAヌナ
男がいなくなったのを確認してからヌナの様子を伺う
ヌナの隣でずっとガンを飛ばしていたジミ二は、直ぐさま眉を下げてヌナに話しかけている
「…Aヌナ？」
『ん？なあにジミナ？』
ヌナはニッコリと返事をしているが、俺達くらいしか気付かない様な静かな嫌悪と怒りを感じる
もしかして、意味わかってた？
「Aヌナ大丈夫？」
『うん、ありがとテヒョンア
…今は収録に集中しよ』
そう自分に言い聞かすように呟くヌナ
じゃあ撮影始めまーすというスタッフさんの言葉が聞こえて、俺達も切り替える
全く、俺達のヌナの機嫌を損ねないでくれよ…
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a t(プロフ) - 名無し18750号さん» ありがとうございます！リクエスト内容にもよりますが受け付けてます😌 (2023年3月14日 20時) (
レス) id: 5c78a66898 (このIDを非表示/違反報告)
名無し18750号(プロフ) - リクエスト大丈夫ですか (2023年3月14日 18時) (レス) id: 6794d7e2b8 (このIDを非表示/違反報告)
a t(プロフ) - 花さん» ありがとございます！更新遅いですがよろしくお願いします🙇♀️ (2022年11月20日 12時) (レス) id: 5c78a66898 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - かわいくて大好きです…！更新楽しみにしてます🥹 (2022年11月17日 23時) (レス) @page39 id: 42bf51fb6a (このIDを非表示/違反報告)
a t(プロフ) - Aさん» ありがとうございます！嬉しいです！気まぐれ更新ですがお付き合いください🥺 (2022年5月20日 23時) (レス) id: 6e23c512ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a t | 作成日時：2022年4月29日 9時
