長女と7人の愉快な弟たち

わたしは１ ページ1

「ヌナァァ！もうボク疲れちゃいましたぁあ！」



そう言って、ソファに沈むわたしに横から被さってくる餅、いや愛くるしい糸目の弟


『おー、ジミンしぃ？ヌナだって疲労困憊なんだからのし掛かってこないでー』



いくら可愛い弟とはいっても成人男性の体重は受け止めきれずにジミンの下で眉をひそめていると



「ンハハ。ヌナはもうおばあちゃんですもんね」


キャッキャッと、楽しそうにおちょくってくる可愛いお顔をした弟


『お？ジョングガ、ケンカ売ってるのかな？』


そう言って軽く睨んでみても全く気にしない様子でニコニコいや、ニヤニヤしているこの筋肉マンネは6個も年が離れているのをいいことに最近はいつもこうだ

まぁ、離れすぎてて特に気にしていないのが本音だけど、建前的に怒ってみても反省する素振りは微塵もない



「えぇ？ヌナはおばあちゃんじゃないよ？」


なんて目を丸くしながらジョングクの言葉にいつも反論してくれる四次元かつ、驚くほど顔の整った弟


ねーと言いながらニコニコとジミンとは逆の方からわたしに抱きついてくる


『ん、ありがとねテヒョンア。でも君も重いからもっと離れようね』


ヌナ潰れちゃうからねと2人を押し退ける


「おれだけもっとってなんですか？！ヒドイ！」


おーいおいと泣き真似をし始めるテヒョンとそれを慰めるジミンによって始まるクオズ劇場に巻き込まれないよう、反対にあるもうひとつのソファへ逃げる



「ヤァ、あいつらほんとに元気だなぁ…」


感心したようにマンネ達を眺める希望、いつも元気を分けてくれる弟の隣に座る


『さすがのホソガも疲れちゃった？』


「いや、今日はみんな疲れてるんじゃないですか？
ヌナこそ珍しいですね？」


『まぁ、、わたしたち今日頑張ったからね！！』

わたしは２→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す