↑４８話↓ ページ8
→Aside←
―――――５分後
紫「熱いから気を付けてねぇ。」
紫さんはお茶を注いであたしの方に差し出してくれた。
A「あ。ありがとうございます！」
紫「ふふふ…それにしても恭弥坊ちゃんが人を連れてくるなんてねぇ…」
A「え…恭弥って誰かを家に連れて来たりした事ないんですか？」
紫「相手さんの方から来る事はあっても連れて来る事は一度もないわねぇ。ましてや女の子を連れてきて部屋を貸すなんて…小さい頃から恭弥坊ちゃんを見ている私からしても驚いたわぁ。」
A「え！紫さんって恭弥の小さい頃からお手伝いさんしているんですか！？」
紫「えぇ、そうねぇ…恭弥坊ちゃんのご両親は共働きで昔も今も家業が忙しくてねぇ…今では年に数度でも家に帰って来れる事の方が珍しいわねぇ…。」
A「そう…なんですか…。」
じゃあ恭弥って昔からずっと一人ぼっちだったのか？頼れるのは紫さんだけ…？そんな生活を今までずっと…？
紫「でも、恭弥坊ちゃんはとても強い子。小さい頃から病気で苦しい時も、嫌な事があった時も、何があっても決して涙を…弱さを見せた事はなかったわ…。むしろ一人で立ち向かうくらいだったの…それだから私も心配なんだけどねぇ…」
恭弥はちょっと自己中心的で我が儘な所があるけどそれは今、紫さんが話した事にも関係あるのかな…？やっぱり…。
紫「でも安心したわぁ。」
A「え…？」
紫「貴女みたいな子が恭弥坊ちゃんと仲良くしてくれて…」
A「あたしなんてそんな…」
紫「いいえ〜、恭弥坊ちゃんは貴女の事を余程信頼していますよぉ。」
A「そうですかねぇ…？だったら嬉しいんですけどね〜…」
あはは…と力なく笑うが紫さんは嬉しそうにニコニコしている。
紫「…恭弥坊ちゃんはね、あまり他の人が作る料理を食べようとしないの…最初は私も苦労したわぁ…少しは食べてくれても完食してくれるのには確か…３ヶ月位は掛かったかしらねぇ…」
A「えぇ！そんなに！？」
…でもだったらなんで今日会ったばかりのほぼ他人であるあたしの料理は食べてくれたんだろうな…？うーん…分からない…。
紫「それに恭弥坊ちゃんは貴女の事をとても気に掛けているわ〜。」
A「？何故そう思うんですか？」
そう言って紫さんは立ち上がり、先ほど台所に来る時に持っていた紙袋を手に取った。
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黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 大福さん» 閲覧やコメントありがとうございます！一番好きだなんてとても嬉しいです！とても励みになります！これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします！(*´∀`)/ (2017年4月7日 9時) (
レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ良いところやん!！この小説一番好きです!！これからも頑張ってください!!(^^) (2017年4月7日 2時) (レス) id: a4cb61a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 悠さん» 閲覧やコメントありがとうございます！喜んでいただけて光栄です！そう言っていただけると励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！o(*ﾟ▽ﾟ*)o (2017年4月3日 20時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - とっても面白いです！！これからも頑張って下さい！ (2017年4月3日 20時) (レス) id: 49ea3e4c7f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 闇の道化師さん» 閲覧やコメントありがとうございます！楽しんでもらえて私も嬉しいです！応援、励みになります！これからも頑張りますのでよかったらまた見て下さいね！(^o^)／ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 017ad6c40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時：2015年9月12日 12時
