↑４６話↓ ページ6
→雲雀side←
我ながららしくない事を言ってしまったと思った。
『…別に君一人位、邪魔じゃないからずっとここに住ませてやってもいいけど？』
僕は普段から群れている人間が嫌いだ…群れて行動しないと生きていけない人間は弱い。
だって、何故わざわざそんな人間にならないといけないの？一人でも生きていける人間こそ強くて素晴らしいと僕は思う。
そんな事を思う僕の前にAは現れた。
僕が思うにこの子はきっと強い力を持っているだろう…だから興味深い。
でもその強さには何か理由があるはずだ。だって理由がなくちゃこんな小さくて普通の女の子が強くなるわけないでしょ？
でも違和感…こんなに強いと感じるAには見えづらい弱さがチラついて見える…ような気がする。
屋上で見かけたあの不思議な赤ん坊が言っていた事も気になる。
『―――俺達にはAを守るという義務があるからな。』
あんな赤ん坊に守られる…義務？それにあの赤ん坊の言い方からすると他にもその対象になる人物がいるのだろう。
『―――俺達はAを守りたい。Aを守らせてくれ。』
『俺が…Aを守りたいんだ。本当は俺を含めて、アイツ等はお前を心から守りたいと思っているぞ…？』
あの赤ん坊がAを執着的に守りたい理由が分からない。
何故Aの事を守りたがる？
あんなに強いAを何故赤ん坊が守ろうとするの…？
雲雀「何故Aを守るべき人間が…僕じゃないの？((ﾎﾞｿｯ」
これは何だろう？
知りたい…この子の強さを…この違和感を…Aの事を…。
A「―――ぅや…きょ…や…恭弥！！」
雲雀「！！…何？」
A「何？じゃないだろ！どうしたんだよ！急に箸が止まったかと思えば小さい声でボソボソ何か呟くなんて…恭弥らしくないぞ？何かあったのか…？」
僕は知らない内に箸が止まるくらい考え込んでいたらしい。Aが心配そうに僕の顔を覗き込む。
―――――ドクンッ
雲雀「！！///((ﾊﾞｯ」
A「あ！またそっぽ向いた！一体何なんだよ〜！…まさか、あたしが何かしたか…？きょ、恭弥…！あたしが何か悪い事したか！？なぁ！なぁってば！」
何これ…何これ何これ…こんなの知らない…顔が熱い…心臓がバクバクと五月蝿い…Aの顔が頭から離れない…Aを守るのは僕だけだったら…あぁ…これ以上は駄目だ…。
これ以上何も考えないように僕はこの気持ちも流し込むように水を一気に飲み干した。
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黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 大福さん» 閲覧やコメントありがとうございます！一番好きだなんてとても嬉しいです！とても励みになります！これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします！(*´∀`)/ (2017年4月7日 9時) (
レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ良いところやん!！この小説一番好きです!！これからも頑張ってください!!(^^) (2017年4月7日 2時) (レス) id: a4cb61a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 悠さん» 閲覧やコメントありがとうございます！喜んでいただけて光栄です！そう言っていただけると励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！o(*ﾟ▽ﾟ*)o (2017年4月3日 20時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - とっても面白いです！！これからも頑張って下さい！ (2017年4月3日 20時) (レス) id: 49ea3e4c7f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 闇の道化師さん» 閲覧やコメントありがとうございます！楽しんでもらえて私も嬉しいです！応援、励みになります！これからも頑張りますのでよかったらまた見て下さいね！(^o^)／ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 017ad6c40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時：2015年9月12日 12時
