↑７５話↓ ページ38
→Aside←
A「あ…予鈴…」
隼人が何か言おうと口を開いたとき、不意に予鈴を知らせるチャイムが鳴る。
獄寺「…この話はまた今度でいいか。…ほら、泣き止めよ、その顔で授業受けんのかよ。」
そう言って隼人は困ったように笑ってあたしの涙を優しく拭う。
…あんなに隼人を困らせたのに、こうやって優しくしてくれるの、ほんとズルい…。
A「隼人…」
獄寺「ん？」
隼人はあたしの涙を拭いながら優しい声で返事をする。
A「あたし、隼人と５年離れてから分からないことも増えているし、理解してやれないこともたくさん増えたと思う。でも、これからまた隼人のことを知っていく努力を…隼人のことを知りたいって思っているから、これからもあたし…隼人と一緒にいても、いいかなぁ…？」
獄寺「！い、良いに決まってんだろ！…嫌だったらこうやってAのこと心配しないし、泣き顔を他人に見せたくないのを知らないふりするし…だから…ほら、良いに決まってる…///」
あ…隼人、あたしが泣いた顔を他の人に見られたくないの、分かってたんだ…。
ほんと、隼人のそういうところ…
A「…好きだぞ。」
獄寺「え！？A…今…！？///」
A「隼人の昔からそうやってあたしのことにすぐに気づいてくれるところ、大好きだっ！((ﾆｯ!」
獄寺「…なっ、そういう…！？///…ま、今はまだそれで良しとするか…///」
A「？」
隼人は何故か動揺したかと思えばガシガシと自分の頭を掻く。
…急にどうしたんだ…？
A「あ、もうすぐ授業始まるぞ！教室、戻ろう！」
獄寺「…あぁ…A。」
A「ん？なんだ？」
不意に隼人から呼び止められ、振り返って隼人を見る。
獄寺「俺も…Aの、人に優しいところとか、笑顔で人に元気を与えるところとか…好きだぜ…///」
A「！…えへへ、ありがとう、嬉しいぞ、隼人！」
獄寺「！///…あー、動揺一つしねぇのかよ…もっと積極的に行かねぇと全然伝わらねーな…///((ﾎﾞｿｯ」
突然隼人があたしを褒めてくれる、普段からこうやって褒めることをしない隼人だから嬉しくってあたしもつい笑顔になってしまう。
また小声で何か言っているけど良いんだ。
…だって、これから知っていけばいい、だからもう大丈夫！
A「ほら！隼人！早く！」
獄寺「へーへー、分かったから落ち着け。」
そう言いながらあたしたちはいつも通りになって、教室に戻るのだった。
…前よりも絆を深めて、な。
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黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 大福さん» 閲覧やコメントありがとうございます！一番好きだなんてとても嬉しいです！とても励みになります！これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします！(*´∀`)/ (2017年4月7日 9時) (
レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ良いところやん!！この小説一番好きです!！これからも頑張ってください!!(^^) (2017年4月7日 2時) (レス) id: a4cb61a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 悠さん» 閲覧やコメントありがとうございます！喜んでいただけて光栄です！そう言っていただけると励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！o(*ﾟ▽ﾟ*)o (2017年4月3日 20時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - とっても面白いです！！これからも頑張って下さい！ (2017年4月3日 20時) (レス) id: 49ea3e4c7f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 闇の道化師さん» 閲覧やコメントありがとうございます！楽しんでもらえて私も嬉しいです！応援、励みになります！これからも頑張りますのでよかったらまた見て下さいね！(^o^)／ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 017ad6c40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時：2015年9月12日 12時
