↑63話↓ ページ25
→Aside←
雲雀「だから?」
A「…へ?」
雲雀「だから何なの?」
え…なんか、恭弥…怒ってる…?
普通より声低いし、顔怖いし…あたし、そんな怒らせるようなこと言ったか…?;
A「え…っと、だから…だから、恭弥は昨日会ったばかりのあたしのご飯なんて、食べたくないだろ…?それに、失敗したら尚更食欲なくなるだろうし…。」
あたしは戸惑いながらも今自分が思っていることを包み隠さずに言ったつもりだ。
それでもなお、恭弥の表情は曇ったままだ。
雲雀「…。」
A「…せっかく食べるなら食べなれているご飯の方が良いだろうし、美味しい方が良いに決まってる…だから、あたしが作ったものよりも…((雲雀「もういい、黙って。」…っ、ごめん…。」
ついに完全に怒らせてしまった…。
自分が思っているからってこんなうだうだしたこと言ったって相手は嫌な気持ちになるに決まってるじゃん…馬鹿か、あたしは…。
雲雀「はぁ…A、なんで僕が怒っているのか分かる?」
恭弥が…怒った理由…?
…正直言って分からないけど、このまま分からないままなのも、恭弥がずっと怒っているのも嫌だ…考えないと…。
A「えっと…恭弥が作ってほしいって言ったのにあたしが断ったから…?」
雲雀「違う。」
A「…自分の言い訳をうだうだと言って、恭弥を嫌な気持ちにさせたから…?」
雲雀「全然違う。」
どうしよう…全く分からない…何がいけなかったんだろう…?
A「ごめん…なんで恭弥が怒っているのか分からない…だから、教えてほしい…です。」
雲雀「…別にそんなAを見たかったわけじゃないんだけど…いいよ、教えてあげる。」
A「うん…。」
あたしは聞き漏らさないように恭弥をじっと見つめて次の言葉を待つ。
雲雀「Aが僕の言ったことじゃなくて、紫さんの言ったことを信じたから。」
―――――
雲雀「僕のお弁当、作ってくれないの?」
A「う…だ、だって、美味しくなかったら咬み殺されそうだし…ほ、ほら!恭弥だって不味いご飯なんて食べたくないだろ…?」
雲雀「別にそんなこと言ってないけど?少しくらい失敗しても別に気にしないよ。」
A「う、嘘はだめだぞ、昨日紫さんに聞いたんだ!恭弥は他人が作ったご飯はあまり食べようとしないって…!」
雲雀「ふーん…紫さんに、ね…。」
―――――
A「あ…。」
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黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 大福さん» 閲覧やコメントありがとうございます!一番好きだなんてとても嬉しいです!とても励みになります!これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします!(*´∀`)/ (2017年4月7日 9時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ良いところやん!!この小説一番好きです!!これからも頑張ってください!!(^^) (2017年4月7日 2時) (レス) id: a4cb61a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 悠さん» 閲覧やコメントありがとうございます!喜んでいただけて光栄です!そう言っていただけると励みになります!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!o(*゚▽゚*)o (2017年4月3日 20時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - とっても面白いです!!これからも頑張って下さい! (2017年4月3日 20時) (レス) id: 49ea3e4c7f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 闇の道化師さん» 閲覧やコメントありがとうございます!楽しんでもらえて私も嬉しいです!応援、励みになります!これからも頑張りますのでよかったらまた見て下さいね!(^o^)/ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 017ad6c40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒ウサギ@リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時:2015年9月12日 12時