16人のマネージャー2

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川村side

A「それと、かずまさんに関してですが、こちらも脅迫罪が適用されると思われます。先程の取材の部屋、実は事務所からの指示で隠しカメラを置かせていただいていました。映像はリアルタイムで私のパソコンに送られてきています。このことはこちらの事務所とあなたの会社が契約を結ぶときに契約書に書かれている内容です。当事務所のタレントに危害が及ぶ可能性のある場合その場を撮影することを認める、とお約束しております」

記者「どこにそんなの…」

A「あなたのこと最初から怪しいと思っていました。先程かずまさんとその仲間に何か起こるかもとおっしゃいましたね、こちらでも被害届が出せると思います」

記者「…」

A「まず事務所に報告してあなたのところの社長さんにも私が直接伝えに行こうと思います」

記者「それは…！」

A「タレントにも権利があって、私には担当するタレントを守る義務があります。それが仕事なので。あなたのところとの仕事は極力控えるようにお願いしたいと思います」

記者「私は、私はどうなるの？」

A「そこに私が口出しする権利はありません。あなたの社長さんが決められると思います」

記者「…」

A「かずまさん、帰りましょう」

川村「あ、ああ」

Aと一緒にスタジオを出てタクシーに乗る
行先は事務所

川村「あの、ありがとう」

A「…はいっ」

川村「A？」

ずっと窓の外見てるから気付かなかったけど

川村「泣いてる？」

A「泣いてませんっ！」

川村「…そっか、笑」

A「…怖かったぁ」

川村「ほんとにありがとう」

A「…はい」

Aの肩抱き寄せて背中を撫でる

A「よかった、ほんとによかったです」

川村「うん」

きっと疲れたんだろう、たった30分の道のりだけどAは俺の肩で寝息を立てた


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作者法学部ではないので間違ってたらごめんなさい泣

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