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川村side
撮影が終わって取材の部屋に行ったんだけど、まさかの記者さんと2人きり
普通は他のスタッフさんもいるのに
Aもいない
一通りよくある質問されて、普通に答えて
これで終わりだと思ったのに
記者「連絡先交換しません?」
川村「すみません、マスコミの方との個人的なやりとりはお断りしてます」
記者「芸能人としてじゃなくって、1人の人間としてお付き合いしたいの」
川村「僕個人としてもお断りします。事務所を通していただいてもよろしいですか」
記者「じゃああのマネージャーにお願いしようかしら」
川村「Aも教えないと思いますよ」
記者「Aちゃんって言うのね、まあそんな素直に教えるとは思っていないわ」
川村「なにする気ですか」
記者「さあ、?まああなたがAちゃんに心を寄せてること自体私には納得がいかないのよ」
川村「もしAに何かあったら俺が許さない」
記者「素敵な愛ね。もしかしたらあなたや、あなたの大切な仲間にも何か起こるかもしれないわ」
川村「そんなこと絶対させない」
記者「そう、じゃあ私と今夜会いましょう」
川村「今日は無理、予定は全部Aに伝えてあるからこのことも言わないといけなくなります」
記者「是非、プライベートでお付き合いすることになったって言っていただいて」
川村「そんなふうに言うわけないじゃないですか。すぐに事務所に報告します」
記者「うちの社長とあなたのとこのお偉いさん仲がいいのよ。そして私は社長に信頼されている。これがどういう意味だかわかる?」
川村「…事務所は動かない」
記者「そう、証拠だってないしね?」
川村「…」
記者「諦めたかしら、じゃあ一緒にマネージャーさんのところに報告に行きましょ?」
記者さんは俺の腕を掴み楽屋へ歩いていく
どうしたらこの悪い状況が上手くAに事務所に伝わるか
混乱してる頭じゃ全くいい案は浮かばずに楽屋の前に着いてしまった
記者「変なこと言ったらどうなるかわかってるわよね?」
心の中で舌打ちをして楽屋のドアを開ける
川村「A、終わった」
A「お疲れ様です」
Aは真剣な顔でパソコンを見ていた
川村「あの、さ」
A「はい?」
言葉に詰まる俺の背中をぽんと叩く記者さん
くっそ…
A「…かずまさん、」
川村「ん?」
A「言いたくないことは言わなくていいです」
川村「…えっと、?」
A「帰りましょうか」
Aはいつもの優しい笑顔でそう言った
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skyblue - ふふっ加藤さんがそのままでよかった笑頼りにされたんでなんかネタ無くなったら言ってください笑 (2020年7月7日 7時) (レス) id: d244885223 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - skyblueさん» 頼りにしてます…!笑 加藤さんにはもうこのまま最後までいい人でいてもらうことにしました!!笑 (2020年7月6日 10時) (レス) id: fc55f0aeb1 (このIDを非表示/違反報告)
skyblue - うわぁなんかランペのお話なのに申し訳ないほどに加藤さんを推してる笑笑なんかこのまま無事に結婚してほしいと思ってしまった笑 (2020年7月6日 8時) (レス) id: d244885223 (このIDを非表示/違反報告)
skyblue - 共同制作か!嬉しいなぁ> <私文章書くの下手なんで内容でよければいくらでも出せます笑 (2020年7月5日 9時) (レス) id: d244885223 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - skyblueさん» んんんー嬉しすぎる(T-T)skyblueさんとの共同制作ですね(?) (2020年7月3日 10時) (レス) id: fc55f0aeb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぃ | 作成日時:2020年5月25日 0時