【WT】薄氷を踏む【男主】 (ページ9)

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「こちら嵐山隊!新型を1体排除した!トリオン兵を減らしつつ次の目標へ向かう!」

空閑が黒トリガーを使用し庇いきれないと諭したところに、空閑を敵と誤認してしまった。そこに建物を突き破り現れた新型トリオン兵であるラービット。

それを嵐山隊が撃破し、ついでに空閑への誤解を解いてくれた。

「……?本部……!?」

嵐山さんがばっと本部の方向へ視線を向ける。それにつられて本部に目をやるとイルガーが数体、本部へ突撃しようとしていた。

「あれは……!!」

「爆撃型トリオン兵……イルガー!」

本部の一部が白い光に包まれる。……本部がやられた?そんな、まさか。

「基地が……、やられた!?」

「……いや、」

残り3体。1体が砲撃より撃墜、もう1体がばらばらになった。あと1体も瞬く間に撃墜されていった。

「基地は大丈夫だ!太刀川さんとAが爆撃型を墜とした!」

本部の通信が復帰したらしい。嵐山さんの言葉にほっと胸を撫でおろす。……よかった。

太刀川さん、たしかA級1位の迅さんのライバルだった人。普通のトリガーで斬って墜とすのはすごいと空閑の話を聞きながら走る。

それにしてもA先輩……って、あのとき米屋先輩の隣にいた人のはず……。年上に言うのは失礼だけれど細いし小さくてあまり強そうなイメージがなかったけど……。

「A先輩もあのときは強そうには見えなかったけどすごいな」

「……言っておくけどあの人、アホだけど強いのよ」

空閑の隣を走っていた木虎が眉を寄せながら告げる。あまりにもそれは失礼すぎないか、だなんて僕も失礼なことを思っていたくせにそう思ってしまった。

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小話専用のアカウンヨあるって話しましたっけ今しましたセーフです
→@Q3fb2ですす期間限定で鍵開けるので興味があればどうぞぞ

だいぶ古に書いたので言動が幼めですすす