助けてって言いなよ

いじめ part３ ページ5

前回の続き


秀「一応、俺の知り合いの警察官に知らせておくね？」


小「知り合いに警察官がいるんですか!?」


秀「まぁね、俺、顔が広いから」


小「そ、そうなんですね」


そして、しばらくの沈黙が続きました


最初に口を開いたのは相良君でした


秀「……小春。明日も少し我慢してくれないか？」


小「え……」


秀「辛いのは解る。でも、お前を助けるためにはお前も少し頑張らなきゃならない」


小「………」


秀「出来るか？」


小「…………はい、やります」


秀「ありがとう。もう暗いし、帰りな？」


小「はい」


秀「また、明日」


小「はい、また明日」


そう、私が言った後には相良君の姿は


ありませんでした


夢でも見ているかのような


そんな気持ちになりました


私はその後、真っ直ぐに家に帰り寝ました


明日、少しでも自分の日常が変わることを


祈りながら





次の日



私はいつも通り学校に登校しました


やはり、影のほうであの女子グループが


笑っています


………助けてっ！


小春side終了


秀side


俺は１つのメモを見ている


それは小春についてだ



名前 相沢 小春

年齢 16

詳細 女子グループ3人からによるいじめ
・机に落書き
・水をかけられる
女子グループの彼氏からの暴行
・殴られる
・蹴られる など


どれも、犯罪に当てはまるもの


これは報告しないと


今俺が向かっているのは『交番』だ


別に悪いことはしていない


ただ、知り合いに報告するだけだ


………ついた


秀「お邪魔します」


？「おっ！秀じゃん！どしたの？」


この男性の名前は『長谷川 優』


よく、世話になっている


秀「少し、話がしたくて……今大丈夫？」


優「ん？へーきへーき！あっでも、新人がいるけど良い？」


秀「新人？」


ついに長谷川さんにも後輩が出来るのか


心配しかない


？「先輩！ん？この子誰ですか？」


秀「初めまして｡俺は相良 秀と言います｡以後お見知りおきを……」


？「スゲー礼儀正しいですね。
僕は『渡辺 悟』と言います！宜しく！」


『渡辺 悟』さんね……


この人、どじっこだな


優「秀は良く捜査に協力したりしてくれるんだよ。だから俺達警察も秀が困ったことがあったら助けることになってるんだよ」


悟「そ、そうなんすね」





〜人物紹介〜


名前 長谷川 優 Hasegawa Yu

年齢 30

性格 笑顔が取り柄



名前 渡辺 悟 Watanabe Satoru

年齢 27

性格 どじっこ

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