12本能 ページ12
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本当によく降る雨だった
地面を叩きつける音が
部屋の中まで届いてくる
翔「Aちゃん」
「うんっ」
シュークリームをお皿にのせて運んでくる
翔「…はい?」
「………えっ?」
翔「カジってよ」
シュークリームを私の口元に差し出し、
表情ひとつ変えない翔也くん
一体何が起きてるのかよくわからなかった
翔「はやく?」
「…うん」
目の前に差し出されたそれをひと口…
かじった
「…っ」
その時、
ぐっと押しつけられ反射的に顔を逸らす
翔「…ははっ……クリームついちゃったね?笑」
「…………」
翔「…とってあげるよ?」
ゆっくり近づいてくる翔也くん
思わず後退りをするけど、すぐに背中が壁につく……
翔「…………コレ、美味しいの?」
私の口元についたクリームを指でなぞりとり……
翔「……………はい?」
舐めて?って…言わんばかりに彼の指が唇に触れる……
このままだと…まずいかもしれない…
私の本能がそう訴えかける
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ななし - めちゃめちゃ続きが読みたいです!泣 すごくお話が面白くてすごく好きなんです…やっぱりもう忘れちゃったんですかね…前のも合わせて何度も読んでます…笑 (2022年4月17日 1時) (レス) id: 18bfafaa9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご | 作成日時:2021年9月26日 21時