【rkrn】フラれたらなんかモテ期きた。

うどんの攻撃(？) ページ7

「Aが」
『うん、私が』


「ついさっき」
『うん、ついさっき』


「好きな人に」
『うん、好きな人に』


「フラレた」
『うん、振られた』



「………好きな人に振られた？？」
『うん』



勘右衛門とオウム返しな会話をしていると突然勘右衛門が大声をあげた。



「…ッえ”え”ええええ”え”え”ッ！？！？！！！！」ｶﾞﾀｯ



『ちょ、馬鹿声でかいっ！！』



その場にいる生徒の視線が一気に集まる。
食堂のおばちゃんからは主に怒りの視線。やべぇ、殺される…()


「いや、お、おおお前好いてる奴いたの！？！
てか、さっき？？し、失恋した？って、んな、情報量！！」


『馬鹿！！声でかいわ！！座れっ！！』(小声)


「、ぁ…ご、ごめん………

え、えぇえ…でも…Aが…えぇ……」



そんなにも驚いたのか未だ信じられないような表情で私を見つめる勘右衛門。他の人とかに聞かれてたらどうすんだよこの麺類(悪口)


『…あ、ちなみになんて振られたか知りたい？
[俺はママ以外とは付き合えないけど、セフrなら大丈夫だよ♡]って言われた』

「ブッフォォオオオオッッ！！！！！」ﾄﾞｺﾞｫｯ！！



勘右衛門は飲んでいた水を吹き出して机に頭をめりこませた。

え、何、どうしたいきなり…(お前のせい)



「ゲホッ、ゲッホ、ゲッホ…！！
セ、セセセセセセセセセフrって、おま、なったの！？！！！」

『いや、流石になってなんかないよ。その場で思いっきり腹パン食らわせてやってきた』

「」



勘右衛門はポカーンと口を開けて唖然としている。

なにその顔、馬鹿っぽいよやめな(最低)



『なにお前大丈夫？？』

「、待って、頭、今、おいついてきた、から……、」

『お、おぉ……そうか、よかった(？)』


勘右衛門は「え、えぇ〜…でも…そう、、なるよな……？」と頭を抱えながら何かブツブツ言っている。

そしてゆっくりと顔を上げて恐る恐るといった様子で私に聞いてきた。



「…その…そいつのことは、まだ…好き、なの？」

『…いや、なんかもう…吹っ切れたよ。意味分かんないし怖くて鳥肌立ったし』

「！…そ、そうなんだ」


私がそう返すと勘右衛門は何故かせわしなく頬をかいて「そっか…ならいいんだ」とへらりと笑った。……………こいつ無駄に顔いいのホントなんなの？？


『クソッ……勘右衛門の癖に……勘右衛門の癖にィッッ』
「え、何言ってんのお前」



怖、と言いながら水を飲む勘右衛門。
その顔面偏差値分けろや

チャンスなのでは？→←尾浜うどん()

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す