【rkrn】フラれたらなんかモテ期きた。

変な勘違い ページ26

.


『____と、言う訳です…。』

「………えっと………災難でしたね、、」
「元気だしてください………、、」

『うわぁぁぁあんめっちゃ後輩に気使われてるうううううう！！！！(泣)』


あれから二人に大まか話すと主に同情の見る目で見られた。やめてそんな目で私を見ないで………((泣))
そのやんわりとした優しさが傷を抉るのよおおおぉぉ…！((




「先輩、ほら…きっと次がありますよ……

…あ、そうだ！！僕なんかどうですか？！」


名案とばかりにズイッと距離を縮めてくる左門におうありがとな、と頭を撫でる。

作兵衛がお前なぁ……と左門に苦笑いして「先輩困らせんなよ」と左門に言った。別に困ってなんかはいないのだが、左門は本気だ！！と作兵衛に返して私の腕をぎゅっと抱いた。


「僕なら先輩の事、理不尽にフったりセクハラ紛いの事なんてしませんよ！！それでもだめですか？」


『んー……後輩に手を出すのはちょっとなぁ』


「え〜……なんでですか」


「左門、先輩困ってるだろ。それくらいにしとけ」




作兵衛が注意すると渋々私の腕を離す左門。

やっぱりこうしてみると作兵衛が保護者……と、いうかお母さんに見えてきて仕方ない。
まぁいつもがアレだしな、うん()

一人納得してると、作兵衛に「先輩、」と腕を引かれてまた目線を後輩達に戻す。作兵衛は心配そうに私を覗き込んでいた。



「でも菅野先輩の事ですし、相手はただじゃ済んでませんよね…？相手、ちゃんと生きてますか？」

『作兵衛は私のことなんだと思ってんの？？
まぁそうだね、腹パン一発食らわせてきたよ。なんかうずくまってたけど知らね、ママ(笑)にでも治療してもらってたんじゃない？』

「まぁ、今回はその相手が悪いですもんね…仕方ないですよね」

『流石作兵衛、話が分かる男ォーっ！！』

「先輩っ、やっぱり僕じゃ変わりになりませんか？！僕はセクハラしませんよっ！！」

『残念、私のタイプは年上なんでね』



えぇーーっ！！と不満そうに声を上げる左門にまたごめんなー、と頭を撫でる。お前らも私なんかよりいい相手が見つかるさ。


________________



2021-12-31 再リメイク

結構内容変わってもうた

委員長の行方はあえて聞かない()→←【番外編】⇑の続き

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す