サバゲー狂がコナンの世界にトリップしたら

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『あったああああああああ！！！』


絶叫した。


絶対ご近所迷惑だったと思う。このマンション壁薄いし。


でも、分かってても叫ばずにはいられないほど、俺は今興奮していた。


『やっっと……！やっとだ……！俺の仕事！！』


ようやく巡り会えた。探し求めていた俺の仕事。


『ボディーガード！！』


今までにないほど感嘆詞をつけて叫びながら、俺はくるくると踊り狂う。


この世界に来てから１ヶ月。


今日俺は、ようやく自分に合った仕事を見つけることができていた。


これだよこれ！依頼主は絶対金持ちだから金稼げるし、何より俺の得意なことが活かせる！前の世界ではすごい条件厳しい仕事だったから面倒くさくて選ばなかったけど、この世界ならチャンスあるかもしれん！


ネットを見る限りボディーガードの依頼は腐るほどありそうだし、どこかの事務所に所属しなくても大丈夫か。


『よし、早速応募しよう。……えっと、依頼主は、高坂明也……？』


いや当たり前だけど誰やねん。


『条件は秘密厳守、身体能力の高い者、頭の切れる者、経歴がしっかりしてなくてもオーケー……。』


やばいこの条件だけ見るとこの依頼めちゃめちゃ怪しいな。


『あとは、仕事を全うする者。』


……なるほど。


ま、俺頭切れるかどうかは分からないけど身体能力は高い方だと思うし、何より仕事は全うする。この条件なら俺クリアできる気がする。


俺が応募のボタンを押すと、すぐに承諾の返事が返ってきた。え、早。


他に応募してる人がいなかったのだろうか。



日にちは来週の月曜。


依頼主の住所を確認して、パソコンを閉じる。


『さて、俺の初仕事はどんなかな〜。』






今から楽しみだ。

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