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山彰side

山彰「それに俺、一度あいつと喧嘩したんですよ
いや、喧嘩なんていいもんじゃないですね
俺が一方的に酷いこと言って傷つけたんです
しかも下らない理由で」

塩「下らない理由?」

山彰「あいつ見ての通り意地っ張りじゃないですか
頑固で、負けず嫌いで自分の弱い所を見せようとしない
そんなAにムカついて、俺らに頼らない癖に先輩の前で泣いてる所見てしまって、そんなに俺らが信用出来ないのかって感情に任せて言ってしまったんです」

涼「あったねーそんなこと」

塩「まぁ、でも山彰君が言いたいことはわかる気がする」

山彰「で、あいつと仲直りする時にやっとで俺の前で泣いてくれて、不謹慎かもしれないけど嬉しかったんです
ようやく頼ってもらえるようになったって
それと同時に心の中で誓ったんですよ
我慢なんてさせないように、泣くとしても俺らの前で泣けるように俺が、俺らが近くで見守るって
あいつはただのマネージャーじゃなくて俺らの仲間であり家族なんです
多分塩野さんが感じてる特別な思いってのはこれのことです」

塩「なぁるほどねぇ〜
はーちゃんも良いお友達持てて幸せだ」

山彰「だから塩野さんも気をつけてくださいね?」

塩「ん?なにを?」

山彰「もしあいつに遊び半分なんかで近づこうもんなら....先輩でも容赦しないんで」

目を細めて牽制すると一瞬目を丸くして

塩「ふはっ笑」

山彰「は?」

なんで笑っとるんやこの人......
今俺めっちゃ真剣な話したよな?

直「あんまり山彰のことからかってやるなよ笑
こいつ真面目だからすぐ本気にするぞ?」

涼「安心して山彰
瑛君Aのこと妹みたいで可愛いって言ってるだけでそんなつもり一切ないから」

塩「いやー、ごめんごめん笑
はーちゃんもだけどランペの皆の反応が面白いからつい笑
可愛いって思ってるのは事実だけどそれは山彰君達と同じ意味でだからさ、そんなに怖い顔しないでよ笑」

そう言って笑いながら俺の肩をバシバシと叩いてきた

山彰「....先輩だけど嫌いになりそうっす」

塩「えー、仲良くしようよー笑」

どうやら頼もしい味方が増えたようだ



















油断はできねぇけど

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作者名:あすか | 作成日時:2022年11月28日 22時

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