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｢んー、やっぱり店長さんのお好み焼きが1番美味しいです！｣
店｢嬉しいこと言ってくれるやんけ！
どんどん焼くから遠慮せんと食ってってや？｣
｢はい！｣
ついつい箸が伸びてしまう
結構大きかったはずなのに気づけば半分くらい減っていた
塩｢ふっ、はーちゃん口にソースついてるよ笑｣
｢えっ、ここですか？｣
塩｢あー、そっちじゃなくて｣
塩野さんの手が近づいて触れそうな時
｢なにをガキみたいなことしとんじゃ
こっち向け｣
｢いった！？｣
急に首を動かされ、目の前には呆れた顔をした彰吾君がいた
｢バースデーガールに対する扱いじゃない！｣
山彰｢うるせぇ｣
｢んぶっ｣
おしぼりで口元を強く拭われる
え？なんか不機嫌じゃない？
山彰｢塩野さん、あんまこいつの事からかわんでやってくださいね？｣
塩｢えー？本気だったらいいの？笑｣
山彰｢さあ？どうですかね？笑｣
ふ、2人の目が笑ってない....
こんなに仲悪かったっけ？
目で公ちゃんに助けを求めると意味が通じたのか二人の間に入ってくれた
公｢はいはい2人ともそこまで
チビ助困ってるから喧嘩はやめな？
瑛君もあんまいじめないの｣
塩｢はーい笑｣
公｢あ、そうだ
俺と和輝からの誕プレ｣
｢え！？いいの！？｣
公｢俺は提案しただけで選んだのは和輝だけどね笑｣
渡されたのは革製のシンプルなキーケースだった
｢2人ともありがとう！｣
和｢おー｣
公｢どういたしまして
ランペの皆からは貰ったの？｣
｢いや、それは｣
龍｢ライブで忙しいだろうからいらないって断られちゃったんですよ笑｣
北｢だからってなにもしないのは嫌だから、俺らでひとつのものをあげることにしたんです笑｣
与｢ほら山彰｣
山彰｢俺！？こういう時は普通リーダーが｣
力｢いーからいーから笑｣
山彰｢あー、誕生日おめでと｣
樹｢照れてる笑｣
翔｢こんな山彰さん中々見れんよな笑｣
山彰｢うるせぇ！｣
素っ気ない言葉と共に渡されたのは1冊の本
中を開くとそこには
｢わ、懐かしい....｣
今まで一緒に過ごしてきた皆との思い出が詰まっていた
ライブ前の気合い入れや振り落としの休憩時間
カメラに気づいて変顔をしたり、気づかずに寝ていたりと皆の色んな姿が収められている
そしてそこには私も一緒に写っている写真もあって、一緒に時を過ごしたのだと実感させてくれる
次々にページをめくっていくと
｢あれ？｣
最後のページが何故か空白だった
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作者名：あすか | 作成日時：2022年11月28日 22時
