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「え、ペアの女の子1人足りないんですか....?」

高「そうなんだよ
本当は揃ってたんだけど1人の子が怪我しちゃって
大したことはないんだけど本番まで間に合わないからって断られちゃって
今から探すとなるとねぇー....」

MV自体の撮影は2、3日で終わるけど、リハや練習を考えると最低でも2ヶ月は欲しい
今から他の事務所を虱潰しにあたる?
でもダンサーの妥協はしたくないし

高「あ、ちょっと待って
はい、お疲れ様です
え?あ、今丁度その話を彼女としてて
はい、はい.....分かりました
すぐに伺います」

「誰からでした?」

高「HIROさんがAと一緒に来てくれって
MVについて話があるらしい」

「まさか中止になんて.....」

高「流石にそれはないと思うけど、なんだろうね」

2人で会議室に入ると既にHIROさんが座っていた

「お疲れ様です」

HI「お疲れ様
早速本題に入りたいんだけど....Aはもうダンサーとしての道を諦めた?」

「え、」

HI「どう?」

「....わかり、ません」

今の私の正直な意見だった

「ダンスは今でも好きです
その気持ちがあるから皆を支えることが出来てます
けど自分が皆の前で踊れるとは限りません
また、昔のようになったらと思うと....怖いんです」

HI「そっか、じゃあ質問の仕方を変えよう
RAMPAGEの皆と踊りたいと思ったことはある?」

「それは、」

高「まさか、HIROさん」

HI「正直な話、今から新しい子を探す時間はない
けれど可能性が0じゃないのならピッタリな人材だ」

高「この子の事情知ってますよね!
万が一、トラウマを発動したら今度こそ戻れなくなりますよ!」

2人が言い争いをしている中、HIROさんの質問がリピートされる
何度も考えた
もし皆と隣で踊れたらって
きっとどれだけ苦しくても一切妥協しないで良い作品を作れるだろうって
何度も、何度も想像した

「あります」

高「A!」

HI「これは1種の賭けだ
もし無理そうなら15人で構成を考え直そう
A、君にはRAMPAGEの次のMVのペアダンサーとして出演して欲しい」

「で、でも私は」

HI「君は昔とは違う
あの頃は自分が前に出ることを恐れていた
きっと今と同じ質問をしても踊りたいとは答えなかっただろう
今の答えが成長した証だ
試してみる?」

高「A、無理しなくてもいいからな」

高野さんは見習い時代からの先輩で、凄くお世話になった人だ
時には厳しく、時には優しい見本のような先輩














本当に私は環境に恵まれてるな

3-4→←ifの話 山本彰吾



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作者名:あすか | 作成日時:2022年11月28日 22時

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