3-25 ページ26
山彰side
山彰「まこっちゃん、ここってさ」
慎「あー、そこはもうちょっと大振りの方が」
今日はSWAG&PRIDEの撮影で廃工場へ
振りは龍と昂秀が初めて考えて映画を連想させるような激しい動きが多い
休憩中に慎と振りの確認をしていると
「ぎゃぁぁぁ!」
山彰「は....?」
少し離れた所から悲鳴が聞こえた
それは俺達がよく知っている声で
慎「今のって」
山彰「A、やよな?」
確かインタビューをする為に海沿いに向かったはず
何かあったのかと慌てて走っていくと
山彰「A!なにがあっ、た....」
そこには何故か瑠唯に抱きしめられているAがいた
慎「え?なんですかこの状況」
樹「翔平のせい」
山彰「翔平?」
樹「あれです笑」
樹が指をさす方を見れば海青と陣さんに怒られている翔平の姿があった
海「お前はほんまにアホなんか?」
浦「いや、あれは偶々飛んで行った方向が」
陣「ほーん、ならそこにおったAが悪いって言いたいんか」
浦「滅相もございません!」
与「Aー?大丈夫?怖かったねぇ」
「怖くないもん....」
与「そっかそっか〜
Aは強いもんね〜
よしよし、なんくるないさ〜」
瑠唯と話す声は掠れていて泣いたんだと気づく
山彰「おいA、何があったんや」
「....な"に"も"、な"がっだ」
某海賊アニメの真似をする余裕はあるようで一先ず安心する
山彰「なんもないやつが泣かんやろ
瑠唯にまで抱きついて」
「なんもないもん....」
ここまで頑固なAに口を割らせるのは無理だと経験上知っている為、諦めて加害者側に聞き込みを始める
山彰「おい翔平」
浦「ひっ、山彰さん、あの、これは」
陣「大将が出てきたで笑」
海「山彰さん、1回こいつ締めた方がいいですよ」
山彰「まぁ、お前のせいってことは分かったから締めるのは後にして....何があったか説明できるよな?」
近くにいた壱馬や龍が静かに合掌する中、翔平がボソボソと話し始めた
510人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あすか | 作成日時:2022年11月28日 22時