俺達のマネージャー 3

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海青side

陣｢海青、電話なってんで｣

振り落としの休憩中に陣さんに渡された俺のスマホには龍友さんからの電話がかかっていた
今GENEさん達ライブのリハだよな....？
不思議に思いながらも電話を取る

海｢もしも｣

数『おい海青！Aおるか！』

唐突に叫ばれて思わず携帯から耳を離す

海｢Aさんですか？
今はいないですけど、その内来ると思いますよ
電話出ないんですか？｣

数『あのアホ、俺が何回かけても出んかったんや
来たらすぐにお前の携帯からかけてこい！
わかったな！緊急事態やって伝えとけ！』

海｢え、あ、ちょ！｣

それだけ言って切られてしまった

陣｢龍友さん怒ってなかったか？｣

海｢それがAさんが来たらかけ直してこい
緊急事態やって伝えとけって言うだけ言って切られました
なんかあったんですかね？｣

樹｢緊急事態ならすぐに連絡した方がいいんじゃね？｣

翔｢でも何があったんやろな？
わざわざ海青にまでかけてくるって｣

何人かで話していると丁度Aさんが戻ってきた

｢今日蒸し暑いですねー....
室内だからって油断しないで水分補給とこまめな休憩お願いしますよ？｣

海｢Aさん、今龍友さんから電話が｣

｢あー！私は何も聞いてないから！｣

伝言を伝えようとすると耳を塞いで聞こえないフリをするAさん

翔｢でも緊急事態って言っとったんよな？｣

海｢はい
Aさんが電話に出ないから俺のとこにかかってきて
すぐに掛け直して来いって
向こうでなんかあったんじゃ｣

｢だと思うよ｣

樹｢かけ直さなくていいんですか？｣

｢理由も何となく察してるし私的には超絶面倒臭い内容だから嫌だ｣

海｢でもまたかかってきたら｣

言っていた傍から携帯が震え出した
もちろん龍友さんからの電話だ

｢うぅー、面倒臭いなぁもう....｣

苦虫を噛み潰したような顔をして俺の携帯を耳に当てる
一体、向こうで何が起きているのだろうか....

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