俺達のマネージャー (ページ41)

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山彰｢お前いい加減当たれよ！｣

パシン

｢そう言われてはいそうですかって当たる馬鹿がいるわけないでしょ！
彰吾君こそそろそろ降参してよ！｣

パシン

山彰｢お前に負けるくらいなら死んだ方がマシじゃ！｣

パシン

｢そっくりそのまま言い返すわよ！｣

陸｢俺らいる意味ありますかね？笑｣

力｢まぁ一応？笑｣

彰吾君が私ばかり狙うからそれに負けじと私も投げ返す
年上2人はコート内にいるものの既に見学モードだ

山彰｢あー、もう埒あかん！
力矢さん、ちょっといいですか！｣

力矢さんに何かを耳打ちすると

｢え゛.....｣

力矢さんが近づいてきてその後ろに彰吾君が隠れている

山彰｢お前陣さんと力矢さんだけは狙わんかったもんな？
ほら、投げるんなら投げてみ？
お前がなんだかんだ年上組にも弱いのは知っとるんやぞ？｣

｢ひ、卑怯だ！｣

山彰｢ジャンプボールの時に使ったお前の手口よりマシじゃ！｣

｢ぐぬぬ.....｣

別に弱い力でも当てれないことは無い
けど、この距離で彰吾君にボールを取られれば確実に当てられる
どうしたものかと考えていると

陸｢力矢さんすみませんっ！｣

力｢うぉっ！？｣

陸さんが私からボールを奪って力矢さんに当てる
当たったボールは跳ね返って再び私達の陣地に転がってきた

｢見たか！これが私と陸さんのチームワークだ！｣

山彰｢お前何もしとらんじゃろ！！｣

粘りに粘った結果、私達の勝利となった

｢あー、楽しかった！｣

陸｢力矢さん本当にすみませんでした！｣

力｢そんなに痛くなかったから大丈夫だって笑｣

浦｢おい藤原！お前わざと俺の顔面狙っただろ！｣

樹｢気のせいじゃない？的が小さいのが悪い｣

浦｢誰がチビザルだ！｣

海｢そこまで言ってないやん笑｣

｢じゃあ後10分程で移動なので、5分前にはバスに乗ってくださいね
あ、彰吾君は帰ったらアイス奢りね？｣

山彰｢はぁ！？｣

｢当然でしょ？強制的に参加させてきたし、私達が勝ったんだから
じゃ、よろしくね〜♪｣

ふざけんなと怒鳴る彰吾君を無視して先にバスへ向かう

結局ジャンケンで負けた陣さんが全員分のアイスを奢る事になり、慰安旅行は最初から最後まで楽しい思い出となった