俺達のマネージャー (ページ18)

今日:64 hit、昨日:44 hit、合計:224,411 hit

1-9 ページ18

拓磨side

｢お疲れ様です
間もなくリハ始まるのでよろしくお願いします｣

山彰｢なぁ、A
朝スタッフさんが噂しとったの聞いたんじゃけど｣

｢噂？｣

山彰｢お前が使っとる女子更衣室に出るらしいよ

幽霊が｣

翔｢やめてくださいよ山彰さん！｣

嘘だと分かっているはずなのになぜか翔吾さんがビビり出した

山彰｢夜に誰もおらんはずなのに物音が聞こえるとか、着替えてる時にくすくす笑う声がするとか｣

面白くなりだしたのか山彰さんから笑みが隠しきれてなかった

｢嘘でしょ？｣

山彰｢.....あ？｣

｢彰吾君ってそういうの実際に見ないと信じないじゃん
しかも人づてに聞いた事を鵜呑みにするタイプじゃないでしょ？
大方私が苦手なものを皆で話してて今でも怖がるか試したって所かな？｣

山彰｢なんじゃつまらん
昔みたいにビービー泣くかと思った｣

｢あのねぇ、あんな真っ暗な所で白い光が急に現れたら誰だって怖いに決まってるでしょ？
しかもあの日の前日にホラー映画見ちゃってたんだから
じゃあ早く準備してね｣

結局Aさんの反応は薄く、皆もAさんはやっぱり最強という考えに終わった

海｢拓磨ー、俺先に上がるけどどうする？｣

拓｢俺もう少しやっていきます
明日午前中オフなんで！
お疲れ様でした！｣

海｢おー、お疲れ｣

撮影終わりに海青さんとジムでトレーニングをして、シャワーで今日一日の疲れを汗と一緒に流す
今日の反省点をノートに纏めて帰ろうとすると

拓｢あれ？Aさん？｣

更衣室の前でAさんが立っていた

｢あ、拓磨君お疲れ様
トレーニング終わり？｣

拓｢はい
海青さんは先に帰りましたけど俺は少し残ってて
今日はもう上がりですよね？荷物取らなくていいんですか？｣

｢え、あ、うん！荷物ね！
今取りに行くところ！
じゃあまた明日！｣

そう言いながらもドアノブを回す手が動いていない

もしかして