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side二宮
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「ニノ！俺さ、彼女できた！」
浮かれた相葉さんが、テンション高めに報告してきたのは、高1の夏の終わりだった。
「.....ふうん。」
俺はそんな答え方しか出来なかったけど
後悔はしてない。
素直に祝福してやりたかったけど
相手がそうはいかないヒトだったから。
5コ年上の大学3年生。
中学の同級生に誘われて行った大学祭で
俺たちをナンパしてきた女だった。
スッゲェ長い髪をぐるぐる巻きにして下ろしてて
めちゃくちゃ高いヒール履いて
香水の匂いもして。
なんかヤベェ大人の女だ。
それが俺の直感。
一目見て相葉さんのことを気に入ってたみたいだけど
俺は、なんとなく好きになれなくて。
そのうちに秘めた“あざとさ”とか
“狡賢さ”が、なんとなく見てとれた。
その“うちに秘めたもの”に
相葉さんは、まんまと騙されて。
すげぇ浮かれまくってたのを、今でも思い出せるんだよね(笑)
「ニノ！俺、マリエさんとシちゃった！」
そう言って、めちゃくちゃ嬉しそうな顔をする相葉さんに会うまで
ほんの数日だったと思う。
俺らみたいなガキを簡単に落として数日でモノにするなんて“ロクな女じゃない”と思ってたけど。
嬉しそうな相葉さんを見たら、やっぱこれでいいのかな。
とさえも思えてきて。
俺から敢えて何も言うことはなかったんだけど。
相葉さんは“ついにシちゃった”その日から
どこか寂しそうな表情を、ふとした時に見せるようになった。
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side ユリ
「ここまで聞いて、どう？」
二宮くんは、ブラックコーヒーに口をつけて
向かい側のアタシをチラリと見た。
「どう....？って....言われても。」
5コも年上のお姉さんと大人のお付き合いをしていた相葉くんが
女の子の扱いが上手いわけだ。
めちゃくちゃ慣れてた。妙に納得。
なんて、率直には言えなくて。
一生懸命言葉を探した。
でも、その答えは見つからなくて。
「相葉さん、あの人真面目だから。
純粋に好きだと信じ込んでたみたいだから。
悪い女に骨抜きにされてたんだろうね。」
そう言った二宮くんは
またその当時のことを思い出して
アタシの前で語り始めた。
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遥(プロフ) - てるりんさん» 待ってて下さってありがとうございます´`*otonaの方もちまちま執筆中ですので、気長にお待ちいただけたら嬉しいです！ (2021年8月2日 21時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - ぴぃさん» 待っててくださってありがとうございます！otona翔ちゃん...優しくできないとか言ってたけど....そんなカッコつけて彼女を骨抜きにできるほどのスキルはないと思われますwww空回りして失敗しないといいなぁ...と思いながらも、めいっぱいイチャコラさせてあげたいです´` (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 花菜さん» 翔くんの1番の敵は間違いなくユリちゃんですね！厄介と思いながらも彼女ちゃんの一番大事な友達だってわかってるから無下にもできない....取り扱いに困ってそうwやっぱりこの2人が大ゲンカして彼女とまーくんが仲裁に入る話書きたすぎます（笑） (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さくさん» あーん！爆睡中もDSH読んでて下さったんですねー！！ありがたやありがたや。ラーメン食べずにアツーーーい夜を過ごすほど、翔くんにテクニックあるのかな？（笑）まだ2回目なのに優しくできない宣言して、きっと今頃後悔してるはずw (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - まみ公さん» おひさしぶりぶりぶりーふー！！翔くん嫉妬に狂ってラーメン食ってる場合じゃなかったらしいです( *´艸`)優しくできない！とか、いや普段からお前そんなに優しくねぇだろ！ってツッコミながらotona書いてる真っ最中ですw (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2021年2月13日 15時
