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side(ユリ)
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「あれから...本当に連絡ないの.....？」
Aは会うたびに
心配そうにアタシの顔を覗き込む。
「ないよ。」
何度聞かれても、そう答えるしかない状況に
なんだか申し訳ないとさえ思えてくる。
「そんなことより、Aは週末どうだったの？」
なんて。
ちょっとでも幸せな話題に切り替えたくて聞いてみたけど。
「翔は春休みだから、おじさんとおばさんの所に行ってるの。だから会ってないよ。」
空元気なアタシの心の内を知り尽くしたかのように
冷静な答えが速攻で帰ってきた。
.....確かに。
弁解も聞かずに逃げ出したのはアタシだけどさ。
でも、本気でアタシのこと好きなら
メッセージの一つでもよこしたらいいじゃん？
Aにそんな愚痴をこぼしたら
「うんうん！全くもってその通りだよね！」
なんとかアタシの元気を取り戻そうとして
必死なのが伝わってくる。
でも、そう言ってアタシの味方になった後
「.....ユリちゃんから連絡してみてもいいんじゃない？」
ちょっとだけ背中を押してくれるんだけど。
なかなか決心がつかなくて。
「.....怖いんだよね。これ以上.....状況が悪化するのがさ。」
Aの隣でため息をついたら
傷ついた昔の記憶が蘇ってきた。
大好きだった先輩が、アタシの全てだった。
もう、何を失っても怖くないくらい
彼に夢中になっていた。
運命だとさえ、思っていたから。
彼の“好き”という気持ちを
信じて疑わなかった。
それを、裏切られたと知った瞬間。
あの時の悲しみと恐怖は
今でも鮮明に思い出せるんだな.....
「....大丈夫？」
物思いに耽ったアタシを
Aは心配そうに覗き込む。
「大丈夫。ゴメン、心配かけて。」
精一杯強がって、Aには笑顔を作ったつもり。
だったけど。
「.....全然大丈夫じゃないじゃない......」
Aは困ったような顔をして
小さなため息をついた。
バイトがあるからってAとカフェを後にして
気晴らしの本屋にでも行こうかなって
大通りを越えようとした信号待ちで。
「......よっ！」
振り向いたその先には
安田が立っていた。
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遥(プロフ) - てるりんさん» 待ってて下さってありがとうございます´`*otonaの方もちまちま執筆中ですので、気長にお待ちいただけたら嬉しいです！ (2021年8月2日 21時) (
レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - ぴぃさん» 待っててくださってありがとうございます！otona翔ちゃん...優しくできないとか言ってたけど....そんなカッコつけて彼女を骨抜きにできるほどのスキルはないと思われますwww空回りして失敗しないといいなぁ...と思いながらも、めいっぱいイチャコラさせてあげたいです´` (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 花菜さん» 翔くんの1番の敵は間違いなくユリちゃんですね！厄介と思いながらも彼女ちゃんの一番大事な友達だってわかってるから無下にもできない....取り扱いに困ってそうwやっぱりこの2人が大ゲンカして彼女とまーくんが仲裁に入る話書きたすぎます（笑） (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さくさん» あーん！爆睡中もDSH読んでて下さったんですねー！！ありがたやありがたや。ラーメン食べずにアツーーーい夜を過ごすほど、翔くんにテクニックあるのかな？（笑）まだ2回目なのに優しくできない宣言して、きっと今頃後悔してるはずw (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - まみ公さん» おひさしぶりぶりぶりーふー！！翔くん嫉妬に狂ってラーメン食ってる場合じゃなかったらしいです( *´艸`)優しくできない！とか、いや普段からお前そんなに優しくねぇだろ！ってツッコミながらotona書いてる真っ最中ですw (2021年8月2日 21時) (レス) id: ebcf222aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥
| 作成日時：2021年2月13日 15時
