またきっと明日がくる.6 ページ6
「それじゃあ、双方準備はいいかな?」
「ウッス………」
「………………」(コク)
ルールは以下の通り………
・何でもありの手合わせ
・勿論、武器も可
・相手が降参と言うか又は戦意喪失したら終了
追加項目…
・手合わせと言えど、相手を殺す気で……
まぁ、武器もありとか言うけど……
俺なんも持ってないし………
あんのは……
「拳」ぐらいだ。
(まぁ、ヒョロッチイし……
すぐに終われそうだな……)
そんな風に考えながら、俺は返事をしていた…
「それじゃあ………始めっ!!」
勢いよくだざいさんの手が振り下ろされたのを、横目で確認し、俺はあくたがわに突っ込んだ…
早く終わりたい……その一心だった……
しかし、この手合わせは……そう簡単に終わってくれなかった………
あくたがわの懐に飛び込んだ……後ろに下がろうとするあくたがわの腕を無理矢理掴み取り、だざいさんの時と同じように投げてやろうとした………
が……
ふと……上から殺気を感じた………
投げている最中……あくたがわと目が合った…
なのに、何故が殺気は背中まで来ていて……
「!!」
普通はしてはイケナイ行為を俺はした……
空中で投げた相手から手を離す……
かなり危険な行為だ……
しかし、それは投げている俺も同じだった……
背後で歯を噛み鳴らす黒い獣がいた………
とんでもない殺気と恐怖に、俺はあくたがわの無事よりも自分の無事を優先させた……
つまり、あくたがわを投げている途中で放りだした……
幸いしていたのは、手を離した時、既にあくたがわの背中と地面まで、然程距離がなかったことだ……
「………!!」
そして、もう一つ………
その黒い獣は……
あくたがわのコートから出来ていた………
「………んだよ…その黒いの……………」
「……ケホっ、僕の異能力…『羅生門』…」
『羅生門』………
そう名づけられている異能力とは……
わからない…超能力みたいなもんか……?
「おいおい……いくら何でもありだからって…
それはやりすぎじゃ……」
あの殺気……
本気で俺を殺そうとしていた……
「何も遣り過ぎなどではない…」
「何故なら、此は手合わせという殺し合いだからだ……」
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アミ - 更新頑張って下さい! (2020年3月27日 16時) (レス) id: 808cf034c3 (このIDを非表示/違反報告)
マッキー(プロフ) - 更新頑張ってください! (2018年12月23日 23時) (レス) id: 0346650c4f (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - すごく難しい気が...。でも凄くい話ですね!続きが気になります!更新出来れば再開してください。お願いします。 (2018年12月15日 7時) (レス) id: 9616d08dd2 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜美(プロフ) - 更新がんばってください (2017年5月3日 16時) (レス) id: a15b068210 (このIDを非表示/違反報告)
白蜜 - とても面白いです!! 続きが凄く気になります! (2017年2月13日 7時) (レス) id: 6cc179f9dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いないな | 作成日時:2016年6月23日 18時