「文スト」俺には貴方さえいれば…「男主」「中/原/中/也」

またきっと明日がくる.21 ページ21

　
　
　
「………///
またお前は……っ!」



グシャグシャと髪を乱されて俺はなかはらさんに抗議をする。
しかし、なかはらさんはこっちも見ようとしない。

子ども扱いされてるのがすぐわかった。



「オラ!仕事行くぞ!」



「え、ちょ、まっ………!!」




@




なかはらさんの職場…
二度目…

なんか、少し鉄臭いような……
まあ、多分そういう仕事もあるんだ。




「A……」



「はい、何ですか?なかはらさん。」



「何で外套…握ってんだ?お前。」



「え………」



なかはらさんに言われて右手に視線を落とすと、言われた通り、本当にコートを掴んでいた。



「あ、あの!いや、コレは無意識で……!」



「ほー、無意識に外套を掴むくらい離れるのが厭だったのか?」



「それはそうですけど!」



「否定しねェのかよ。」(可愛いな、オイ)



なんて、やり取りをしてる内にも、昨日の部屋に着いてしまった…
なかはらさんがノックをして入った後、続いて俺も中に入った。



「A!!」



「ちょ、待って…………」



「…それでは、首領…今日もよろしくお願いします…」



「うん、Aくんは任せて下がりなさい。」



「失礼しました。」



部屋を出る寸前、なかはらさんと目が合った。
笑ってみると、なかはらさんも笑って返してくれた…



「あら、A。昨日せっかく私が括ってあげたのに解いたの?」



「あ………風呂入るときに……」



「仕方ないわねっ!また括ってあげるわ!
後ろ向きなさい!」



「はーい…」



　





　



　





　



考えて見れば今まで女と関わったことなかったな…

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