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第62話 思考回路 ページ12





『僕がユースに選抜された時の準々決勝、覚えてる?』

どの選手も苦戦してた若利のサーブを一発目から触って、ブロックフォローも過去一成功してたのに

『みんな、息を切らして間に合わないって足を止めるんだよ』

僕がどんなにボールを上げても2番目に触る人がいなかったら落ちるだけ

挙句の果てにはスパイクをAパスで返したのに
誰もトスを呼ばなくて
僕がどれだけ叫んでもこっちを見なかった


僕とは真反対の、誰もいない所にトスした先輩

必死で走って左手でボールを押し込んだ僕


受け身も取れないような咄嗟のプレーだったけど、それでも若利のスパイクを止めて、そこから点も取ったんだって誇らしかったのに


全国を目指すチームの監督なら取捨選択を間違えないと思ってた

でも、監督は僕を捨てる選択をしたんだ

『僕が監督にまで掴みかかったのはね、下げられたからじゃないんだよ』

頭を冷やせって言った後に監督は


アイツらにとっては最後の思い出作りなんだ


そう言って輪を乱す僕を恨めしそうに見てたんだ



だからユースの連絡が来た時は本っっ当に嬉しかった



『だって僕のしたいバレーは青春の1ページを飾る為のものじゃない』


バレーってさ、ルールも知ったばかりの人が居たとして半数が連携も役割もしっかりしてたら勝つことだってできるんだよ

つまりそれは逆も然りってこと

どれだけ僕1人が足掻いたところで他の5人が諦めたら勝つことなんてまず無理なんだよ

あの時はOPとしてちゃんと練習し始めて半年も経ってなくて
僕がサービスエースを取り続ける事なんて出来なかった

だからロシアに行った時、色んなポジションの先輩に練習方法を片っ端から教わって

ユースに招集される人達にも認めて貰えるまでサーブも、ブロックも、トスだって練習したんだ



籠の中の最後の1つをライン際に打ち込んだところで勢い良く扉が開かれる

橋本「ちょっと!Aくん!!明日の事で簡単な打ち合わせがあるって僕伝えたよね!?」


『……あっ』


先程までの張り詰めた空気が嘘の様に緩んでいく


『えへへ、僕の練習見たいって言ってくれたからつい…』


橋本「もう!鷲尾さんに怒られるの僕なんだからね!早く片して!明日も早いんだから!」

『えっじいちゃんも話すの!?先に言ってよ〜…!』


犬岡「Aさんって普段からあんな感じなんすか…?こう、裏表…てか上下?」


研磨「…俺は初めて見た、かな」

黒尾「いやぁ美男の闇はコワイね〜…」

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ネギ - 初コメ失礼しゃっす!話が面白く、一気に読み終わってしまいました!お話ものすごく好きです!まじ最高っす!夢主くんの活躍が楽しみです!無理せず、更新頑張ってください!待ってます! (2024年12月24日 21時) (レス) id: a62d6c0a6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷか | 作成日時:2024年12月24日 20時

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