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〜意思は変わりめぐる〜 ページ4

「…ん…あ、私、気を失って…」

体を起こした私は、辺り一面を見回した
屋上には、戦いの跡が残っている
そこには、絶望しかなかった…

「どうして…こん…なに…なっ…て…」

徐々に言葉が出なくなっていく

「か、カリンっ!カリン!?」
「フウカ…ちゃん…無…事…?」
「カリン喋らないでっ!凄い傷…」

私は、治癒魔法を発動してカリンを治そうとした…

「…動くな。」

その言葉を聞いた途端体が動かなくなった。やっとの事で顔を動かし声の方を向くと…

「…チトセ…あなた、何やってるの…?」
「何って?今この空間を俺が操ってるだけさ。キース兄さんも今傷を負ってるし、
カリンに復活されても困るから。」

ほうきに乗って浮かんでいるチトセは私の期待した返事とは真逆のことを言った。
冷たい視線でカリンを見下す。

「ふざけないで!!カリンが重症なのよ!?お願いチトセ…一瞬でいいから、魔法を使わせて…」
「交渉が必要だな。…そうだ、それじゃあフウカには黒の城に来てもらおうか」

チトセが微笑んだ、その顔は背筋が凍るようだった…
私が知ってるチトセじゃない…あれは誰なの…?
私のチトセはどこに行ったの…
え、私のチトセ…?ち、違う違う!あぁ…恥ずかしい…

「…さあ、どうする?あ、友達思いなフウカは選択肢なんかないかな?それとも自分だけ助かるためにカリンを裏切る?」
「…そんなことするわけないでしょ。もちろん、あなた方の言う通りにするわ」

それ以外カリンを救う手段がなかったんだから…
私は手を上げて勝手なことをしないと示した

「これでいいでしょ…早く治癒魔法を使わせて…」
「ふっ…俺らがそんな公平な取引をするわけがないだろ…」
「えっ…?チト…」

私がチトセの名を呼び終わるその前に、チトセが時の魔法を使って一瞬で私の目の前に現れた。
そして私を抱き上げたまま、ワープゲートが開かれはじめた

「魔界へ連れてくよ。フウカ。」
*§*――――*§*――――*§*
チトセが…闇すぎでしょ
最後は多分ハッピーエンドになると思うので気を重くしないで!!

〜変えられない運命〜→←〜変わってしまった君〜



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七海 - 作品見ました!とてもいいと思います!これからもぜひ頑張ってください!応援しています! (2019年3月27日 11時) (レス) id: b4f695295e (このIDを非表示/違反報告)
frisk - 佐倉 作楽さん» いいの!困ったときはお互い様でしょ? (2018年2月14日 0時) (レス) id: 2adf27a207 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉 作楽(プロフ) - friskさん» 教えてくれてありがとう^^ (2018年2月10日 11時) (レス) id: 89cb129ae2 (このIDを非表示/違反報告)
frisk - キースカッコいい!!最高!フウカいいなぁ♪ (2018年1月31日 22時) (レス) id: 2adf27a207 (このIDを非表示/違反報告)
frisk - 佐倉 作楽さん» この作品面白いですね!!私、キーフウがすきなんです!キースかっこいいなぁ!皆が絶するようなことっていったい…… (2018年1月23日 0時) (レス) id: 2adf27a207 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐倉 作楽 | 作成日時:2017年12月22日 23時

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