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〜状況は変わり…そして最終章へ〜 ページ15

あれ…私、いつの間にか眠っていたの…?
ふとを目を開けるとそこは私の知らない黒い部屋だった
私、椅子に座って…

「何このドレス…」

思わずスっと立ってしまった
黒く染まったドレスを纏っている…
近くにある鏡を覗くと、黒の城の女王のティアラをつけている

「…私…どうしてこんな…」
「あれ…フウカ様起きたのですか…」
「えっ…あなたは、漆黒の妖精?初めて見たわ…」
「…フウカ様に知っていただけるだなんてこの上なき光栄でございます」
「なんで…あなたそんなに敬語使わなくていいのよ?」
「なぜって…それは…」

そう言いかけた瞬間、空気が重くなった
な、なんなのこれ…体が…押さえつけられる…うっ…
隣にいた漆黒の妖精は床に這いつくばっている

「おや…私の魔術で耐えられるだなんて…流石だね?フウカ」

その声とともに私はあの空気から解放され、倒れそうになった

「きゃっ…」
「大丈夫かい?」

キースがいつの間にか私を支えてくれていた

「あ…ご、ごめんなさい…」
「そんなに逃げなくてもいいのに…」
「えっ、あっその…なんとなく…」

私はキースに少し距離を置いた

「ねぇフウカ、これを見て…」
「え?」

そこには巨大な水槽があった

「これは何…?」
「これは新しい命を作るものだよ。君の魔力と僕の魔力を混ぜて、生命を作るんだ」

この人は何を言って…
そう思っていると、キースは私を導いた

「さあ、ここに手を置くんだ」

装置に繋がっている手を置く台。もう既にキースは手を置いている

「さぁ、さぁ、早く!」
「…はぁ…はぁ…」

体が勝手に…

「…てっ…助けてっ!チトセ!」

必死に叫んだその言葉は…
あなたに…

ドスン…!

扉が倒れる音がした
あぁ…あなたに…

「届いて…くれたのね…」
「待たせたなフウカ。

今からお前を救う、

待ってろよ!」

チトセは勝利の笑みを浮かべていた
信じてたよ。
きっと私を迎えに来てくれるって。

悪と騎士と私。
最終章の幕開けだ。

〜君のおかげで変われた〜→←〜日常はめくるめく変わって〜



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七海 - 作品見ました!とてもいいと思います!これからもぜひ頑張ってください!応援しています! (2019年3月27日 11時) (レス) id: b4f695295e (このIDを非表示/違反報告)
frisk - 佐倉 作楽さん» いいの!困ったときはお互い様でしょ? (2018年2月14日 0時) (レス) id: 2adf27a207 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉 作楽(プロフ) - friskさん» 教えてくれてありがとう^^ (2018年2月10日 11時) (レス) id: 89cb129ae2 (このIDを非表示/違反報告)
frisk - キースカッコいい!!最高!フウカいいなぁ♪ (2018年1月31日 22時) (レス) id: 2adf27a207 (このIDを非表示/違反報告)
frisk - 佐倉 作楽さん» この作品面白いですね!!私、キーフウがすきなんです!キースかっこいいなぁ!皆が絶するようなことっていったい…… (2018年1月23日 0時) (レス) id: 2adf27a207 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐倉 作楽 | 作成日時:2017年12月22日 23時

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