黒い外套6 ページ40
めぐみside
翌日
私はあるものを持って医務室を訪れた
ノックをして中に入ると、芥川さんは珍しくベッドの上で大人しくしていた
(中也さん曰く、太宰さんが何かしたらしい←)
芥川「...貴様、何しに来た。」
少し怖い
そう思いながらも袋の中身を見せる
「医務室の先生に何も食べてないと聞いて...。あと、昨日あなたが言っていたので、無花果...お持ちしました...。」
芥川「...！」
「お茶入れてきますから、食べてくださいね。」
そう言って無花果が入った袋とお皿を渡し、お茶を入れに給湯室に向かった
無花果...本当に好きなのかな...
不安に思いながら2人分のお茶を持ってドアから医務室を覗き込む
あ...ちゃんと食べてくれている
しかもよほど無花果が好きなのか、一心不乱に
ちょっと可愛いかも...
そう思いながら医務室に入り、ベッドの脇に座る
芥川「...美味であった。感謝する。」
「それは良かったです。」
そのまま2人でお茶をすする
しばしの沈黙
芥川「...すまなかった。」
「...？」
芥川「昨日、いきなり攻撃したことだ。僕は太宰さんに認められたい。つまり、だな...。」
「私に嫉妬...したと？」
芥川「...すまぬ。」
「...太宰さんは、芥川さんのこと認めていると思いますよ。」
芥川「何だと？」
「私、太宰さんは芥川さんのこと、可能性があるからこそああいう風に接しているんだと思います。実際、私のボスもそういう人でしたから...“可能性がある者には厳しく接し、限界まで力を引き出す”...彼と似ているんです。」
芥川「...。」
「まぁ、確証はありませんけど...。」
芥川「そう言ってくれると...気が休まる。」
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
＿＿
芥川「そういえば貴様、名を聞いてなかったな。何という。」
「石畝...めぐみです。」
芥川「齢は？」
「14です。」
芥川「僕と同じか...なら敬語は外せ。気に障る。そしてまた無花果を持って来い。」
「分かり...分かった。」
その後、私は何度か無花果やそれを使った料理を(中也さんに教わって)芥川さんに届けてあげた
中也「(料理教えてくれって...好きな男でも出来たのか...！？)」←
＊＊＊＊＊
やつがれのキャラ崩壊...。
なんか可愛くなりました(笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蓮雀(プロフ) - ゆずれもんさん» お恥ずかしいですが……笑笑良いですよ。また何かあったらお知らせください(*´ω`*) (2018年2月9日 14時) (
レス) id: fb5226d63f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - 蓮雀さん» 拝見いたしました！！（ボード使ったことなかったので遅くなりました(´;ω;｀)）凄い可愛いですね！！鳥肌立ちました...(笑)本編のお話のキリがいいところで紹介してもいいですか！？！？いえ、させてください！！！ (2018年2月8日 0時) (レス) id: 692a8e0181 (このIDを非表示/違反報告)
蓮雀(プロフ) - ゆずれもんさん» ゆずれもんさんのボードにURLを張りました！ (2018年2月7日 18時) (レス) id: 61c8238bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - 知乃さん» 楽しんでいただいて何より！！駄作者の妄想が詰まった作品となりました(;^ω^)今後の本編、番外編と共によろしくお願いします＾＾ (2018年2月7日 0時) (レス) id: 692a8e0181 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - 蓮雀さん» ありがとうございます＾＾URL待っていますね！！ (2018年2月7日 0時) (レス) id: 692a8e0181 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆずれもん | 作成日時：2018年1月18日 15時
