私を見てほしい。【番外編】

あの場所2 ページ29

めぐみside
めぐみの部屋
　
ドアがノックされる


今日私は、部屋にいてくれと太宰さんに言われていた

しかし、約束の時間はとっくに過ぎていたのだ


仕事、忙しかったんだ...


太宰さんかと思いそのままドアを開けると

スーツ姿の女性が3人

姐さんと...確か太宰さんより年上だけど、彼の部下の人たちだ


女1「あなたが石畝めぐみさん？」

「あ！はい。」


いきなりニコニコ顔で名前を呼ばれ、返事をする

仕事関係かな...

しかしその人たちの顔つきはすぐに変わった


女2「なぁんだ、ただのガキじゃん。」

「え...。」

女3「アンタでしょ？“mors vita”から連れて来られたハッカーって。」

「...。」

　
その言葉に俯く


女1「はっ！天下の“mors vita”もポートマフィアにかかればどうってこともないのね！！」

「っ！？」

女2「たった2人に滅ぼされちゃったんでしょｗｗｗ」

女3「弱っｗｗｗ」


その女性たちは皆揃って大笑いする


どうして...

許せない...！


「彼らはそんなに弱くないっ！！」

女たち「！？」

「一緒に生活してきた仲間だから分かるんですっ！！彼らはそんなに弱くないって...！！だから、これ以上悪く言うのはやめてください！！」

　

精一杯叫んでやった

それが私の気持ちだったから

3人は黙ったまま

これでやめてくれると思ったらいきなり髪を掴まれた

　

女3「元々、アンタうざいんだよ。敵組織の女が首領や姐さんたちに可愛がられて、挙句の果てに命令に背いて自分の上司に“汚濁”を使わせる？どんだけ迷惑かけてんの？」

「...。」


言い返せなかった

すべて当たっていることだから

　
女3「しかも今度は太宰さんと？ふざけないでよ！！」

　

そのまま突き飛ばされて机に背中を打つ

その衝撃で髪に付けていた桜の髪飾りが落ちた

　

「！！」

女2「あ、これでしょ？こないだ中也さんにもらったっていう髪飾りｗｗｗ」

　

嫌な予感がした

その人が笑いながら髪飾りのそばまで近寄ってくる


「やめてっ！！」


とっさに落ちている髪飾りを守るように手で覆うが、その人はそんな私の手をヒールで踏みつけてくる

　
女2「アンタみたいなやつ、此処にいても何の役にも立たないんだよっ！！」

「...っ。」

　
嗚呼、やっぱり私は無力なんだ...
　

涙が溢れてくる



　


　


　


　


？「ふーん、じゃあ君たちは彼女以上の働きをしてくれるのかい？」

＊＊＊＊＊

救世主キター！！

すいません、字数ギリです

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