私を見てほしい。【文スト】【太宰治】【中原中也】

36話＜過去編7＞ ページ38

めぐみside
　
　
？「めぐみ、あなただけは生きて＿＿＿」
　
　
　
　
　
　
次に目が覚めるとベッドの上だった

手錠と足枷は外されている

しばらく天井を眺めていると人の気配が近づいて来た



着物を着た綺麗な女性

白衣を着た医者風の中年男性

私をモニター室で気絶させた少年

　

そして

ボスを殺したというあの少年

　
　
　

「...。」


しばらく黙っていると着物の女性は手を伸ばし、私の頬に触れた

　
？「おぬし、具合はどうじゃ？地下牢は寒かったじゃろうに...。」


その手には懐かしいものが感じられた


　
　
「お母さん...。」ボソッ
　
？「...わっちは尾崎紅葉。今日からおぬしの教育係じゃ。よろしく頼むぞ。」
　

...教育担当？
　
　
？「そして私は君の養父だ。」
　
　
ニヤニヤしながら私に近づいてる中年男性
　
正直言ってキモい←

　
尾崎「鴎外殿、そなたは少し黙っておれ。キモいぞ。」
　
　
尾崎という人にそう言われると男は部屋の隅でシクシク泣いてしまった
　
キモい←(本日2度目)
　
　

？「ごめんねぇ、こんな人で。まぁ君を殺したりはしないから安心してね。私は太宰、太宰治だ。よろしくね、めぐみちゃん。」

　
私を気絶させた少年がそう話しかけてきた
　
　
彼の話によると
　
ここはポートマフィア
　
ボスを殺したあの少年の名は中原中也
　
部屋の隅でシクシク泣いているあの男はポートマフィアの首領、森鷗外というらしい
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　

本当かよ←
　
　
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「それで、私にどうしろと？」


話によると、敵組織である私を殺さず首領の義娘としてポートマフィアに置いておくらしい

まぁ私のハッカーとしての腕目当てだろう


首領「もう分かっているだろうけれども、そのハッカーとしての腕を見込んで、君には情報処理を担当してもらう。......そして君の上司はそこの中也くんだ。」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　

めぐみ/中也「はぁ！？/はァ！？」

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私を見てほしい。【番外編】
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