闇に灯るわずかな光 (ページ18)

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祐side

「あ…あのさ…」

成「ゆっくりでいいよ」

そう言って隣に座って待っててくれてる

「成兄…はさ…いつ知ったの？」

成「…もう随分前…かな〜中学の頃だったから」

「そんな前から…そんな話…「出来るわけないじゃん！」←成…え？」

成「本当の親だと信じてたのに！突然そう言われても…受け入れられるわけ…ないじゃん」

成兄は成兄で悩んでたんだ…

成「心配かけたくなくて…必死にいつものの自分演じてた……雅兄には即バレたけど…」

え？？

成「そうしないと…自分が自分じゃ無くなりそうだったし…小さい頃から…似てないって色んな人に言われてきたの…皆…性格バラバラだけど…共通してもってる物がある…俺は…持ってない…」

……

「…なに？」

成「…包み込んでくれる優しさと、諦めず努力する心…」

そんな事ない！！だって…だって！

「そんな事ない！成兄の言う優しさと努力は成兄だってちゃんと持ってる！ほんの少し、不器用なだけだよ！何度その優しさに俺助けられたと思う？？」

成「…え？」

「…勉強でつまずいた時…どんなに疲れてても、付き合ってくれて、分かりやすく教えてくれたり、喧嘩して落ち込んだ時いつの間にか…横に座って一緒にいてくれるじゃん！それは紛れも無く、成兄の優しさだよ」