あそこんチのお二人。その弐

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いつものように終わったあとは腕まくら






A｢…ねぇ…｣




JJ｢…ん？｣





珍しい…いつもなら すぐに
スースー寝息をたてるのに
今日は何か言いたげに話しかけてくる





A｢ジュンスと夏さんさ…
どうなってるの…？｣




JJ｢…どうって？
すっげ仲いいじゃん？
Aの方が俺より知ってるでしょ(笑)｣




A｢そうだけど…｣








この前のライブの後だって、ジュンスは
夏さんの家に当然のように泊まってた



本当にあの二人はお似合いで
いいカップル




素直で気ままで…
だけど少し気難しいところもあるジュンス




夏さんは、甘やかしたり、すかしたり
見事に手のひらで転がしている感じで…




見ていて安心する




弟はいい人に巡り会えたんだなって。






A｢今回の韓国…
ちょっと長いよね？寂しくないのかな…｣




JJ｢…んー…ジュンスもさ、会いに来てとは
言ったみたいだけど…来ないって
断られたって落ち込んでた…｣




夏さんの考えも分かる




夏さんはAと違って昔からの
俺らのファンで…




韓国でのファンの様子も
知っている







波風はなるべくたてたくないんだろう




はぁ…





JJ｢…Aが…誘ってみたら？｣




A｢…いい！？｣




待ってましたとばかりに
ガバッと起き上がる




俺がそう言うの期待してたくせに(笑)






JJ｢…俺らんとこに泊まってもらえば…
うちで会えるし…｣




言い終わる前に




A｢やった！ありがとう〜…大好き！｣





この、ご機嫌な顔と‘大好き’の
一言が欲しいがために少々のお願いは
聞き入れる






俺も人の事言えないな…




手のひらでコロコロ転がされてんじゃん…






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